伝えることのおもしろさ、おそろしさ
伝えることに対するフィードバックが、たまたま同じ日に、2ケ所から届いたことまで、前の記事に書きました。
自分で守る、自分で育つ。だけど、その手助けはできるという希望|樹木も人も笑顔に、樹木医mimi ( 三戸 久美子 ) (note.com)
で、大学からのものについて。
最近の大学事情を知る方も多いかもしれませんが、今は、学生も授業評価という教員の点数づけをするシステム(苦笑)。
いくつも項目があるのですが、それが統計処理されて、結果が棒グラフと折れ線グラフで表示。
他の先生の平均値まで、
そのグラフには重ねてあって…
毎年のことではあるのですが。
で、評価はさておき、フリーコメント欄に、??となる記載を見つけました。
「丁寧な暮らしをしてそうだなと思いました」という…
一体、私の何をみて、そういう感想を持ってくれたんだろう? 不思議。
できることなら、後学のために聞いてみたい。
学生は、この講義を通じて関心をもつようになった「分野」のキーワードというのも選ぶことになっています。
その項目で多かったのは、ちょっと意外なようですが「生物」と「環境」。
でも、それを見て、伝えたかったことの本質は、たぶん多くの人がつかんでくれたのだろう、と安心しました。
で思いました。
よく言われることですが、こちらが言っていることよりも、実際にやっていることの方を実によく見ているんですよね、子どもも学生も。
「伝える」というよりも、
たぶん「伝わって(しまって)いる」…
人をどうにかしようとするよりも先に、
まず、自分が手本になるように実行しないと、と思いました。
とはいえ、今年は伝わってしまったことと、
伝えたかったことの両方を
受け取ってもらえたみたい。
伝える仕事をさせてもらうと、
希望を感じることが多いです。
とても、楽しい時間をもらえます。
ですが、大事なことを伝えたいと思うなら、
知らず知らずのうちに、
伝わっていることもある、と知っておかないと、ですね。
教え役がむしろ教わることになる。
いろんな場面で身にしみます。
教員にとっては、ちょっとコワイ?
授業評価ですが、
最後に、学生に教育してもらいました(笑)。みんな、ありがとう!です。