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遠目に見て、山の変化、異変が目に入るように

新幹線や高速道路の車窓から
景色を見ていると、
今では、寒い地方までも、
山が次第に竹に覆われつつあるのが
目に入ります。

もう一つ、最近気になること。

それはナラ枯れ、
いわゆるドングリの木が
伝染性の病気で、どんどん枯れて
赤くなって立ち枯れていること。

地域によっては、
呆然とするくらいの集団的な枯損…

さすがに最近では、
ニュースでも取り上げられるように
なって来たので、ナラ枯れは
そういえば、な方が増えたかも?

それに加えて
マツ枯れ、土砂崩れなども
目に入って気になり始めると、
山を見ていて、
ちょっと落ち着かなくなりますが
みなさま、いかがでしょうか?

私たちは、たぶん、
山の状態を自分ごととして
心にしみるようなやり方で、
学ぶ機会を
与えられてきませんでした。

だから、山がどのように
変化しつつあっても
人によっては
目に入らなくなっているかもしれない。

それでも、山の今の状態に
気づける人が増えてほしいな、
と感じています。

山は、日本人の生活や文化、
歴史と深く結びつき、
土台として
日本人を生かし支えてくれた
存在だから。

で、それに気づけた若い人の中に、
大切さな森のために
自分もできることをやる、と決めて
森の中で仕事をしてくれている人が
いることも知ってもらえるなら、
きっと希望を感じられます。

環境と自分、生き物は
不可分なんだ、というのも
木の診断をしていて
木に教えてもらったことのひとつ。

できるだけよい環境に身を置き、
健やかに生きたい、というのは、
生き物全ての願いだと思います。

その実現のためにも、
身の回りの環境が
いま、どうなっているのか?
知ることから始めるのがよさそうです。

山や林が目に入る場所に行った時には、
これは望ましい状態?
何か、人間にできること、
する必要のあることはない?
と森や木々に聞いてみましょうか。

聞けば、きっと教えてくれる気がします。


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