『リスクを生きる』をヒントに考える、それでも明るくできる日本の未来
人口がかなり減少した「近未来の日本の姿」と言ったとき、思い浮かぶイメージって、どんなものでしょうか?
会社経営をしている方、コロナ禍の最中でも海外に出かけていたり、盛んにやりとりをしていた方のお話を聞くと、日本人はもっと現実を知った方がいいよ、すでにかなりまずいよ、と聞かされます。
では具体的には? いくつか例を挙げてみますね。
ハワイに新婚旅行に来た若いカップルは、物価の高さに驚かされ、毎食コンビニでおむすびなどを買って食事をしているようだった。
日本人からすると、カップ麺よりも口に合わない、という感じのラーメンがハワイでは1食5000円もする。
昔は、海外の観光地に行くと、「ウエルカム!○○」の中に、日本も入っていた。が、今はどの国でも目にしない。
とか、続々と例が出てきます。
しかし、本当に、日本は、今後、ますますまずい状態になるしかないのでしょうか。
メタバースなどのテクノロジー分野からの予測を見ると、未来に残っているチャンスは、宇宙空間と仮想空間しかない、と書かれていたりします。
そう聞くと、ごく普通の人には、手が届かないところにしか、可能性は残されていないと感じます。
本当にそうでしょうか?
日本の文化、それは禅や茶道などの伝統的なものもそうですが、最近のアニメやゲームなども、世界中の人に受け入れられ、経済効果の期待できる分野、と言われています。
具体例を思い出しましたが、キティちゃんなどの、サンリオのキャラクターは、世界各国で人気者です。
そう聞いて身の回りを見渡すと、これ、海外でも受けるのでは?というものが、あちこちにないでしょうか?
絵本とか、お菓子とか。自分の好きな分野なら、思い浮かびやすいですよね?
地道なようですが、これからは文化的、趣味の世界などに、チャンスは転がっているのかもしれません。
日本はダメダメ、と思い込むと、たくさん眠っている可能性も見逃してしまいそう。
ですが、いやいやそんなことない、と思って、日常を過ごし、自分にできるところから、何か価値あるものを創造しようとする。そして、それを発信し、経済につなげていく。
その積み重ねで、日本の魅力や価値が増せば、未来は明るくなるはず。
身の回りにある魅力的な仕事は、そんなことを感じさせてくれます。
今、自分のやっていること、仕事に、未来志向や世界とのつながり残った視点を取り入れてみたらどうなる?
そんなことも考えてみたくなりますね。