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木を見るとき、恐れながら? それとも感動しながら?

日頃、木を見るとき、
どのような思いや感じで
見ておられますか?

最近は、樹木の安全性が
問われることが多いので、
木を見るときに、
最初から(ひたすら?)、
安全かどうか?
という視点で見ることが
多くなっている気がします。

いつでもあまりにも
安全かどうか?目線でばかり
木を見てばかりいると…

仰ぎ見る立派な存在、
美しいものを見たときの
感動の心がいつの間にか
失われていて…

と書いていると、
久しぶりに心洗われる気持ちに
してくれた木のことを思い出します。

たたりの木と言われ、
人から恐れられてきた木。

最初、この木を診断せよ、
と遠慮がちに言われたときは、
正直、ビビりました。

が、その木のそばに行って、
いつもよりもさらに気を遣いつつ
木槌で叩かせてもらい、
材の状態を見ていると
恐れはいつの間にか消え去っていて
魅力の方に取り憑かれていました。

切るたびに怪我人が出て、たたる、
と言われるくらい
生きることに懸命で
どこまでも諦めようとしない
その生命力。

その意志のようなものが、
的確に適応した
美しい形に表れています。

で、思います。

木を、あるいは他の自然のものでも
分析的に、理解や評価する、できる
のは大切ではあります。

ですが、同時に、感動する心も
いつももっていられたら、
と思います。

今の時代は感動してばかりも
いられない感じではあります。

なので。

生命力や神秘などに感動しつつ、
冷静に観ることもできる。

頭と心をうまく使いつつ
木々ともよい関係を
築いていけたら。

そのような景色を
見てみたい気がしませんか?


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