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大切なものを、もう一度、見つめ直す
大切なものについて、
記事を書きながら考え、
その後、漫画を読んでいて、
またつながった感じでした。
自分を大切にするために、大切なことは?|樹木も人も笑顔に、樹木医mimi ( 三戸 久美子 )
大切なもの、と言ったとき、
3つに分けることができそうです。
ひとつは、
それぞれの人が、自分で大切に思うもの。
好みや趣味的なものも含めた個人的な大切。
2つめは、
あるグループ、集合体の、全体としての大切。
最近では、「推し活」が盛んですが、
人それぞれの好みや趣味も大切。
そして、日本人でも人類でもよいのですが、
ある集団として、大切なこと
というのもあると思います。
それに加えて、3つめとは?
この3つめは、人間には共通していて
もっと言うと、
その他の生物とも、ほぼ共通では、
と思います。
それは、生きものとしての
生存を支えるために大切なこと。
だから、3つめは、
あとの2つとは、次元が違っていて、
その2つを支えている位置づけ、
のように思われます。
時代も民族も超えて、
生きる土台を支えている大切なことは
最優先で大切にしなくてはいけないこと、
と思われます。
そのヒントを、ここにも見つけた!
と感じたのでした。
あえて言うまでもない、
単純なこと、のように思われます。
が、それらを当たり前のように
いつでも大切にできているかというと、
個人差がかなり大きそうな気がします。
自分の身体が、寒い、眠い、空腹、
なんとかしてほしいと言っているのに、
聞く耳をもたずに、何かをやり続ける、
ってことは、ないでしょうか。
多忙なお仕事の方は、これらに加えて、
お手洗いに行けない、
座りっぱなしで身体がかたまる、
パソコンの画面をずっとみたままで目が…
というのも加わるかもしれませんね。
そのような、日々、それぞれが
身体に配慮して選べる行動も
多々あります。
が、身を置く環境って、
実は、それぞれが、
その都度、選ぶということができません。
ここで、ある方との会話が思い出されます。
以前、北京に出張に行ったときのこと。
かなりの大気汚染で知られる地、です。
行く方も、けっこうな覚悟が必要でした。
結果は、滞在したのが
町外れの学園都市だったので、
そうでもなくて、のんびり過ごせました。
ですが、帰りに空港まで送ってもらう
車中の会話は心に残りました。
アメリカに留学して、
二酸化炭素のフラックスの研究で
博士の学位を取ったという
エリート官僚の若い女性は、
そのとき、妊婦さん。
彼女は、真剣な顔で、こう言いました。
「あなたは、大気汚染のない
空気のきれいな国で生きられることを、
ありがたいと思わなくてはならない」と。
自分(の身体)を大切にすることは、
実は、自分で選べるものと
そうでないものがあります。
空気や水、農業生産を支える土壌の条件などは
自分で選ぶにも、限界があります。
大気も水も土も
みなひとつながりだから。
自分だけいい環境に、
というのは、あり得ないのです。
などと考えていると、
あらためて、木という存在は、
空と地をつなぐ柱のように立っていて、
大気にも水にも土にも
大きな影響を与えています。
もちろん、目に見えない大きさのものも含めて、
いろんな生物にも。
だから、樹木は、誰からも
大切にされてほしい、と願います。
大切な自分 (自分たち) を
支えてくれている存在なのですから。
個人的な大切は、
ひとそれぞれ。
家族だったり、ペットだったり、
推しのスターだったり?
仕事の後の一杯の時間、というのも
あるかもしれません。
ですが、集合的、全体的な大切は、
その生物の生存に関わってくる、
と思っています。
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