2021_1218_本読み

12月18日(土)は下記を読みました。

山崎
『声で楽しむ日本の詩 和歌・俳句篇』大岡信/谷川俊太郎  編、岩波書店☆
今日の俳人:鬼城 漱石 青々 碧梧桐 虚子

今日から「近代俳句」の章です。

そう思って読むからか、わかりにくさが少しもない日本語に、時代の近さを感じます。

とともに、同じ形をしているのに気分が違うことに驚きます。生没年も含んだ短い解説をいっしょに読むので、その効果が絶大なのもあると思います。

そこからふわーっといろんなものを背後に思いながら感じとる「短いことば」っていう俳句とか短歌というありかたってあらためて面白いなと思いました。



こいでさん
『400字のデッサン』野見山暁治 著、河出書房新社
Ⅰ ひとびと」の章から。「同級生ー駒井哲郎」

今日も面白かったです。都会人(日本橋生まれ)の駒井哲郎に著者の感じた気持ちが、学生時代から変わっていく様子が例によって体温を感じるようなふうに書かれてました。




はやしさん
『クマとこぐまのコンサート』デヴィッド・リッチフィールド 作、俵 万智 訳、ポプラ社

俵 万智 訳、ということで、いろいろな活動をされてるのだな、と思いました。
検索すると、シリーズの3冊目とわかりました。

はやしさんには絵本をしばしば読んでいただいてます。

そして、絵本って動物の擬人化、というのがとても多いなと感じるようになりました。

この本では「しおどき」ということばで気分が表されてるページで、ピアニストのクマが四つん這いでステージを去っていくのがとても印象的でした。正装らしき服を着たまま。



めいさん
『節英のすすめ』
木村護郎クリストフ 著、萬書房、
第2部 節英はどのようにできるのか
9りんご(隣語)をかじろう
《コラム6》Ĉu vi estas Esperantisto?ーブラジルでの出会い
●ベリングラート木村園子ドロテア(2519〜2538/3674)

ブラジルの大学に訪れた時、偶然のようにエスペラント語で話かけられ、すごくいい関係ができた素敵な体験を書いていました。このコラムの筆者は、苗字からして、著者の奥様?夫婦でエスペランチスト?などと想像しながら聞きました。

めいさんは、YouTube「15分でわかるエスペラント講座」を見たので、今日のタイトルを読むのに困らなかったと言ってました。発音、ローマ字読みでよいとのこと。



きよもとさん
『ひねくれ一茶』田辺聖子 作、新潮文庫
天に雲雀 のあたりの連句の会のくだり

前回、参加者が少なかったので、再読してくださいました。

こいでさん曰く「ジャズを感じた」。

そうですね。前の人の句に、変化させて面白く付けていくのはまさにライブ。実際に句を詠んでる人以外に、聴衆とか観衆もいたんだろうな、と話ました。

芭蕉連句集でも注に連句会を「興行」と書いてますから、きっとイベントとしてお金をとっていたんでしょうしょう。だから芭蕉にしろ一茶にしろ旅は、ミュージシャンの全国ツアーみたいなものだったんだろうな、と思いました。旅そのものをネタにしながら、ライブを打っていく。かっこいいし面白いです。

(調べないで書いているから、間違っていたらごめんなさい。)




山崎
『芭蕉連句集』岩波文庫、57~59ページ辺
十五 何の木の(勝延筆懐紙)

この歌仙をざーっと一読みしました。
声に出して読むこと自体には慣れてきたので、苦しさはなくなりました。
発句では実際の季節を読まねばいけない、みたいなことが、『ひねくれ一茶』で場景を得たので、イメージがしやすくなりました。少しでも、思い描いて読んでいこうと思います。

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