2021_1225_本読み
12月25日(土)は下記を読みました。
山崎
『声で楽しむ日本の詩 和歌・俳句篇』大岡信/谷川俊太郎 編、岩波書店
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今日の俳人:誓子 青畝 夜半 茅舎
水のことや、土のことが出てくるなあ、と思いました。地中のコオロギ、雨と涅槃像、畑の土、滝、波。編者は、どう並べるのかとても考えに考えているのであろうと思いました。
きよもとさん
『家守綺譚 』梨木 香歩 著 、新潮社
カラスウリ
竹の花
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ヤモリになっちゃってる夢かーと思ったり、カラスウリの花、綺麗なんだが、活けるのも難しそう(すぐしおれる)だし、細か過ぎて絵に描くのは大変。美しさを生かすのが難しいなあ、などと思いながら聞きました。
こいでさん
『異郷の陽だまり』野見山暁治 著、河出書房新社「香月泰男ーアトリエの中のシベリヤ」
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まず、香月泰男を「あどけない人」と表していたのが印象的でした。
また
〈死の側によりそって、ただジワリと生きている囚人だったように思われる〉と書き、描かれたものが〈チマブーエの絵と同質〉とも書いていました。
一方、戦争画を描いている別の人の香月評で、〈「香月泰男の絵はうそです」〉というのも書き出していました。
あまりちゃんと見たことがないので、こんど2月に練馬美術館で香月泰男展があるので、見に行こうと思いました。
はやしさん
『ぞうくんのおおゆきさんぽ』
なかのひろたか作、福音館書店
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積もっている雪が、公園のセメント製の動物遊具を思わせました。
山崎は、遊具のある公園なんてと、ばかにする一方で、特に少し古びたりしてくると懐かしく愛しいものになる感じがあって、人間の感情ってややこしいな、と思います。
山崎
『芭蕉連句集』岩波文庫、60ページ辺
十六 鼓子花の(尙白筆懐紙)
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村雨、は群雨で、強く降ってすぐ止む雨、
松風・村雨は平安時代の伝説的海女の姉妹で、謡曲「松風」は在原行平とのことが描かれているそうです。
いろいろと踏まえて詠まれてるわけですね。
ということで、山下達郎の「雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろ」の話になってました。すぐわかる世代とか、知ってる人とか、そういうので通じたり通じなかったり。
というわけでいろいろ検索して、本を借りたりYouTube見たりが、面白いです。