2022_0330_本読み
<1410字>
今、こぐも が多い気がします。大好きな、ハエトリグモの仲間。
春になって、まず活動するのが、こどもたちなのかな。
かわいい。見出し画像は、網戸にとまった、こぐもです。
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さて、3月30日(水)は以下を読みました。
『振仮名の歴史』
今野真二 著
集英社、2006年刊
第四章 明治期の振仮名
第一節 新聞の振仮名
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まだまだ続くよ、活字の話、でした。
明治期の振仮名を語るためには、これだけの前提知識が必要とされる、ということに、あらためて驚きます。
それだけ、江戸期とはがらっと変わったということですね。「新聞」に着目するのも、理由があるのでしょう。最後まで読めばわかるかな。
(音読した人:山崎)
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『学問のすゝめ』
福沢諭吉 著、岩波文庫、
五編
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科学、文化の教育者として、外国人を雇おうとしたが、政府から、法律を理由に断られてしまった、という事情を書いていました。
法に従うという基本を外すことは絶対にしないという態度を表明しつつ、しかし、これでいいのだろうか、どうすればいいのだろうか、と言外に問いかけてます。
(音読した人:めいさん)
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『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』
斎藤倫 著、高野文子 絵
福音館書店
6、オノマトペのよる
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ことばの「音」と意味は関係が無いことが多いけれど、そうでないものもある、ということで、ぽなぽな とか ぱなぱなという音で、雨の音を表現した詩がでてきました。二つ目の詩は、萩原朔太郎で猫が おわあ とか おぎゃー とか言っていました。
オノマトペ、ということば自体の音がとても面白いな、と昔から思っています。
これ古いギリシャ語なんですよね。日本語訳は擬声語。たしか、中国語で声って、声だけでなく、音全般を示すのだったと思います。
実際の音から作ったことばを豊かに持ちながら、それを示す和語というのかもとからの日本語っていうのがない、っていうのがとても興味深いです。
(音読した人:きよもとさん)
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『とこしえのお嬢さん』
野見山暁治 著、平凡社
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「ある同級生」というのと「幼な児のまなざし」。
こいでさんの、渋い声で語られるお話に、どちらも、短い映画を見るようなふうに、引き込まれてしまいました。
辟易するくらい人間むきだしの画学生ともだちが、戦死し、あれだけ沢山描いたはずの絵もなにも、痕跡すら残さなかったこと。「この文で残す」という気持ちを感じました。
画材店に現れたピカソを、ウィンドウにべったり顔をつけて、平たい顔をさらにおかしく潰して眺めていた友人画家。などなど、ピカソのおそるべき存在を「世界でただ一人のピカソ印の男」と書いていました。
(音読した人:こいでさん)
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『芭蕉連句集』
岩波文庫、松尾芭蕉
三〇 さみだれを(芭蕉真蹟懐紙)102〜104ページ
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わからない、わからない、といいつつ、注にあった、関寺小町をYouTubeで検索して、聞いたりしました。
中学生くらいの時に、英語の歌を聴いてた時の気分を思い出しました。
単語のまとってるイメージがばーっと広がるのと、それぞれの接続が判然としないもどかしさが、あいまっています。
短いことばの連なりで、助動詞の表現がすごい役をはたしてると思うのですが、それを受け取る感覚がまだないです。
そして名詞は日本や中国の故事やそれを表現した能や謡曲とのリンクとなってます。
(音読した人:山崎)
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