2024_0420_本読み
<1129字>
冒頭の写真:
先日、大胆に剪定したキンカンの幹から新芽がふいてきました。樹木に詳しい弟が言っていたとおり。
どう育つのかが楽しみです。
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4月20日(土)は以下を読みました。
『巨匠とマルガリータ』
ブルガーコフ 著
集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ
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エルサレムの市街に舞台は移り、主役はアルタニアスから、彼の訪ねた女、ニーザにバトンタッチされます。密かに外出し、街で偶然のように会った男彼女の関係しているらしい男として、ユダ登場です。
ユダと言えば、誰もが知る、キリストと確執のある男ですね。
どういう展開になるのか。わくわくです。
(音読した人:山崎)
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『科学と宗教と死』 加賀乙彦 著
集英社新書
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宗教知らずの日本人、という小題のパラグラフがありました。
海外の事情はなかなか知り難いです。
明治以降、日本は、西洋の科学だけを取り入れ、キリスト教は学ばなかった、というようなことが書かれていました。が、現代の科学はキリスト教者から起こってきている、と、何かもやもや感じます。植民地主義をとらざるを得なかった時に、キリスト教のような国家運営に役立つものとして国家神道という宗教の仕組みを作った、ということも、教義を学びはしなかったが「ありかた」は取り入れたのではないだろうか。
敗戦時以降の政教分離、なかなかずたずたでたどれないような「宗教」の形になってるような気がします。
(音読した人:こいでさん)
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『漱石・子規往復書簡集』 和田 茂樹 (編集)
岩波文庫
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明治27年の最後。漱石の36通目。
漱石の隣家はお寺
読み手のめいさん曰く、川崎には子規の碑がいくつもあるそうです。そこから、京急の、川崎大師に初詣をする、という企画が大当たりして、などということを思い出しました。前年も開通したての鉄道を使って芭蕉の奥の細道になぞらえた旅をした子規でしたが、こんどもまた新通の路線を使ったのかな?
(音読した人:めいさん)
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『芭蕉七部集』 中村俊定 校注
岩波文庫
『猿蓑』
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句の間にときおり挟まれる、場所や故事など。このことばの呼び方を知らないうです。詞書と言うのだろうか?
今日のところには
〈 一鳥不鳴山更幽 〉
という漢詩の一節が、投げ込まれてる、という感じで在って、
そのあとに
〈 物の音ひとりたふるゝ案山子哉 凡兆 〉
いつも参考にしているサイトでは、上の漢詩のパロディ、とあります。
そんな感じなのか〜と思いつつ、初版の時、どういうレイアウトだったんだろう、そのレイアウトで味わってみたいな〜と思いました。
(いやいや、パロディもレイアウトも、気分の出ないカタカナ語ですね。)
(音読した人:山崎)
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