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2024_0717_本読み
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冒頭の写真:
熊野古道では、石仏にもちゃんと「木」が供えられていました。こーんなに木に囲まれているのに、と思いました。
道の駅で、このように売られているのを見て、ちょっと謎が解けました。「しきみ」でした。この辺りでは、さかきではなく、しきみが神様に供える木なのだな、と思いました。東京で近所にしきみがあるけれども、このように使うというのは全然知らなかったです。
道の駅でこれだけ売られているというのは、すごく日常的に使われているんでしょうね。
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7月17日(水)は以下を読みました。
『巨匠とマルガリータ』
ブルガーコフ 著
集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ
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入院中のベズドームヌイを訪れ、話した後に掻き消える「巨匠」とマルガリータ。そして彼らは、ヴォランド一行と合流します。
キリストになぞらえられている「巨匠」が悪魔であるヴォランドと行動をともにするのは、どんな意図を表すストーリー展開なのか。最後まで読めば、知識の無い山崎でも想像できることでしょうか?
(音読した人:山崎)
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『喜多川歌麿女絵草紙』 藤沢周平 著
文藝春秋
霧にひとり
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前回、女弟子のお千代の話、と書いてしまったのですが、絵のモデルのほうは、おさと、という女です。 に馬琴を呼び出して、謎の絵師写楽のすごさなど話す、歌麿。そうそう、写楽や馬琴もどうなるのか、興味津々だったんでした。
(音読した人:こいでさん)
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『まよなかのくつやさん』 齋藤槙 著
マクドナルドのハッピーセットの付録
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ハッピーセットの付録って絵本もあるんですね。知らなかった。
靴が逆立ちして、足が生えて歩く、っていう設定が面白かったです。
(音読した人:はやしさん)
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『犬が星見た』 武田百合子 著
岩波文庫
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色川武大さんの解説。著者の文才を、褒めて褒めて褒めまくる解説で、それが面白いのと、引用が多数出てくるので読んだ時の気持ちを思い出し、良かったです。
(音読した人:きよもとさん)
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『漱石・子規往復書簡集』 和田 茂樹 (編集)
岩波文庫
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今回も漱石の俳句がずらり。しかも子規の添削入り。面白いです。
現物の手紙が見てみたい、との声があり、山崎もそう思いました。
添削して送り返す、赤ペン先生みたいなんだろうか。
そして、子規は手写しでそのコピーを取っているので、私たちがこれを読むことができているのだろうか、などなど思いました。
(音読した人:めいさん)
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『芭蕉七部集』 中村俊定 校注
岩波文庫
『猿蓑』
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〈 鉢たたきこぬよとなれば朧なり 去来 〉
鉢たたきは年末にくる、空也念仏の寄附集め。それが終わったら、春だね、ということなんだが、朧、っていうのが、春を表すのですね、と思いました。朧月夜の歌で知っているけれども、朧ひとことで、朧な月を表すのか、と。
(音読した人:山崎)