
瞑想(めいそう)は頭の疲れ、脳の疲れのために
ヨガに興味を持った時期がありまして、といってもヨガマットを出して不思議なポーズをする事に興味があったわけではなく、
「ヨガとは一体何なんだ?」
と、ヨガの理論の本ばかりあさっていました。
ヨガはインドの5000年前に生まれたアーユルヴェーダという東洋科学・医学が元になっている事を知り、アーユルヴェーダについても色々調べました。
漢方薬についても、勉強した事があるのですがアーユルヴェーダは漢方薬の考えに似ていたため、かなりのめりこみました。
その中で、一番ためになったことがあります。
頭の疲労、脳の疲労を癒すのは、「睡眠」、「脳に良い食事」、「瞑想」の3つである。
という事です。
脳が疲れたとき、睡眠をとる事と、ブドウ糖などの脳の栄養をとることを心がけていましたが、「瞑想」というのは私の中で盲点でした。
瞑想というと、精神力を鍛えるとか、宇宙を感じるとか、よくわからないというのが、素直な私の感想でしたが
「脳の疲れを取る」
という事に全て納得がいき、瞑想がここまで社会的地位を得ている事にも納得しました。
目的がわかれば、あとは瞑想法です。
脳の疲れを取る瞑想法をしらべました。
①まず、姿勢を正して座る。
座禅というと、あぐらの足をひねって痛い体制で床に座るという書籍がたくさんありますが
科学的には、深く椅子に座るのが一番良いみたいです。
数千年前は床や地面が平らでは無く安定していないので、そのような座り方をしていただけで、今は椅子もあるし床もしっかりしているので正しい姿勢ができれば何でも良いそうです。
ここでいう正しい姿勢とは、背筋を伸ばし頭のてっぺんを紐でひっぱられた感じでまっすぐにし、肩と首の力を抜いた楽な姿勢です。
②ゆっくり長く息を吐く事にだけ集中する。
呼吸というと、すぐに腹式呼吸なんて考えてしまいますが、全く気にすることはありません。邪念になるだけです。
腹式呼吸なんて言葉が生まれて、まだ200年経ってません。
日本に伝わったのも明治時代です。
また、呼吸法は胸式呼吸と腹式呼吸の2つだけではありません。
沢山あります。日本だけでも、白隠禅師やそれ以降の仏教関係者、医学関係者が沢山呼吸法を生み出しました。もちろん、他の国にもありますし、ヨガの呼吸法も沢山あります。
調べると、沢山出てきます。呼吸法の歴史に関する論文もいっぱいあります。
正直、どれが良いのかわかりません。
おそらく、その人の状態、その人の体格や年齢、性格なども関係していて、それぞれに個々に合った呼吸法があるのでしょう。
それなので、
私の瞑想は、呼吸法については考えず、ただ長くゆっくり息を吐く事だけに集中します。
ゆっくり、長く息を吐く事は、とても気持ちが良いことです。
力を抜いて、ゆっくり長く息を吐く吐く気持ちよさを感じる事が大切です。
以上、息を吐くたびに、力が抜けて気持ちよくなっていく。
これを繰り返すと、脳が休まるというわけです。
とても気持ちが良いので、ぜひ試してみてください。