岸田志野

呪術ロスのため何でも呪術廻戦にたとえがち。少女マンガ関連の書籍の企画・編集・制作などを行っている「図書の家」メンバーでもあるので、https://note.com/toshonoie_note/も読んでいただけると嬉しいです!

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最近の記事

Netflixの掘り出し物はだいたい特に探していないときに見つかる

※この記事は、Netflix配信ドラマ「理想のふたり」のストーリー展開などに触れる可能性がありますのでネタバレ絶許な方はお気をつけください。 久々にネトフリでも見るかーとなったので、パッと目についたミステリー「理想のふたり」を見る。 洋ドラ定番の、誰もが羨むアホほど金ある富豪一家の下衆な裏の顔的なやつね…とちょいナメつつ見たところ、意外に面白く味わい深いものがあった。 舞台がナンタケット島ということで、私なぞはつい萩尾望都「残酷な神が支配する」を想起してしまうのであるが

    • 一度は受けたい領域展開〜「錦秋十月大歌舞伎」を見る

      去年から、詳しい人に誘われて歌舞伎を見に行くようになった。 私のように何もわかってない人間にも、歌舞伎は懐深く手厚い。公式サイトは情報が整理されているし、観劇の際にはイヤホンガイドがある。チケットは今のところ、知人にお任せで取ってもらってしまっているが、松竹チケットサイトはUIがとても使いやすく素晴らしいということであった。とにかく、チケット代さえ用意できれば、あとは心配いらないとばかりにいたれりつくせりである。そのチケット代も、1等席は確かにお高めであるものの、三等席なら

      • 呪術としてのセルフネイル

        最近、セルフネイルにハマっている。 爪を飾るのはとてもいい。様々あるオシャレの中でも自分の目で直接全容が見れるので楽しいし、私は手がそもそもデカいので、ネイルをすると強さが倍増になる気がして気分がアガる。華奢で繊細な手指はとうの昔に諦めた。 もともと自爪が薄く弱く、すぐ折れて短くなってしまうし、爪の形も反っているという難点もあって、マニキュアが向いていない。大体がじっとしていられないので、乾くのが待ちきれず失敗していた。なのでジェルネイルが登場したときは、本当に嬉しかったも

        • 内田美奈子「ブラインド」によって想起した三つ子の魂百までの精神

          SNSでタイトルを見たので懐かしくなって読む。 本はまだ持っているはずだけど、他の多くの本たちと一緒に収納の奥にいる。思えば本を全部並べられる家に住むのが子供の頃からの夢だったが、それは電子書籍で初めて叶うのかもしれない。 内田美奈子先生による短編集。今読んでも、どの話も良い。80年代中期の『プチフラワー』は最高というよりほかない。 改めて今読んで生々しく想起されたのは、私は本当にこの、「内田美奈子男子」とでも言おうか、内田作品に出てくる男子が好きであったということだ。

          じゅじゅフェス2024における「最高潮☆JUMPING!」による存在しない記憶

          (※「呪術廻戦」の「渋谷事変」パートの物語展開に触れている箇所があります。)  8/25 ぴあアリーナMMにて開催された「じゅじゅフェス2024」に行った。 豪華声優陣による生アフレコ熱演も、生バンド演奏も、崎山蒼志さんの「燈」歌唱も、どれも本当に素晴らしく、現地で見たのに配信も買ってしまった。 それらも本当に素晴らしかったのだが、ワタシ的にとりわけ良かったのは、シークレットゲスト・高田ちゃん(CV黒沢ともよさん)が歌う劇中挿入歌「最高潮☆JUMPUING!」であった。

          じゅじゅフェス2024における「最高潮☆JUMPING!」による存在しない記憶