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【こんな映画でした】659.[フレンチ・カンカン]
2020年12月19日 (土曜) [フレンチ・カンカン](1954年 FRENCH CANCAN ONLY THE FRENCH CAN フランス 104分)
ジャン・ルノワール監督作品。カラーの色彩感がある。セットなのにパリのモンマルトルの雰囲気。さて主役の踊り子になるニニは、フランソワーズ・アルヌール、撮影当時23歳。後の[パリジェンヌ](1961)でも観ているようだ。ジャン・ギャバンが興行主で、渋い役を演じている。撮影当時50歳。
予想通りラストシーンは、ムーラン・ルージュでのフレンチ・カンカンで、曲は言うまでもなくオッフェンバックの「天国と地獄」。何か分からないけど楽しくなってしまう音楽と踊り。何に力があるのだろう。ワクワクさせられてしまう。
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ストーリーは大人の恋愛ごっこのようなさや当てがあったり、若い男女の恋と考え方の違い、等々。ニニの恋人が結婚したら踊り子をやめさせる、といったところにも時代背景がうかがわれる。まだまだ働く女性にはきびしい時代であったようだ。
舞台の出演者にエディット・ピアフ本人が出ていた。やはりあの声で分かろうというもの。味がある。ただ時間は短かった。