【こんな映画でした】166.[俺たちは天使じゃない]
2020年10月 1日 (木曜) [俺たちは天使じゃない](1955年 WE'RE NO ANGELS アメリカ 106分)
マイケル・カーティス監督作品。これまで古くは[ホワイトクリスマス]から[カサブランカ]まで3本観ている。主役の三人のうち筆頭はやはりハンフリー・ボガートか。撮影当時55歳くらい。亡くなる二年前の映画となる。
あとの二人は、アルド・レイ、撮影当時28歳くらい。初めて。もう一人はピーター・ユスティノフ、撮影当時34歳くらい、[ロレンツォのオイル/命の詩](1992)を観ている。
奥さん役はジョーン・ベネット、撮影当時45歳。アメリカ美人といった感じ。その夫で店主はレオ・G・キャロル、撮影当時62歳、この人は見覚えがあった。何本も観ている。
その娘役にグロリア・タルボット。撮影当時25歳だが18歳の役。やや無理があるか。調べてみると他の映画は観てないが、テレビドラマ[ペリー・メースン]のシリーズに何度か出ているようだ。観ているかもしれない。
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批評に、この監督にしては流れというかテンポが悪いようなことが書いてあったが、たしかにややそうだと私も思う。それでもコメディとしてなかなか上出来だろう。
ハンフリー・ボガートなど三人(天使どころか、実は囚人)も楽しんでやっているように見えた。ボガートからしたら、この手の映画は楽勝だったろう。ラストはどうなるかと、少しヒヤヒヤさせるが、なるほどそういうことか、と合点させられるものだった。皮肉たっぷりのセリフを吐いて。