【こんな映画でした】506.[黄金]
2020年 2月16日 (日曜) [黄金](1948年 THE TREASURE OF THE SIERRA MADRE アメリカ 125分)
ジョン・ヒューストン監督作品。人間の強欲さ、それによる争いを描く。砂金を三人で協力して見つけ、ある程度の量を手にしたところまでは良かったが、その分配から自分の分を盗まれるのではないかとの疑心暗鬼。あげく殺される心配までしなければならないことに。凄まじいものだ。
最初の方でかろうじて聞き取れた「グリンゴ」という言葉は、本来スペイン語で「よそ者」を意味するスラングだそうだ。私がこの言葉を音として知っていたのは、手塚治虫の作品にあるからだ。
それにしても主役(ハンフリー・ボガート)が最後に殺される映画なんて、珍しいというか、驚かされる。あと監督ジョン・ヒューストンの父親ウォルター・ヒューストンが、渋い役柄で出ているのも興味深い。三人目のティム・ホルトがなかなか格好いい。メキシコ人との会話は、字幕も出ないので何を言っているのか分からない。