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【こんな映画でした】886.[七人の無頼漢]

2020年11月17日 (火曜) [七人の無頼漢](1956年 SEVEN MEN FROM NOW アメリカ 78分)

 バッド・ベティカー監督作品。この映画は『映画とは何か 下』(アンドレ・バザン 岩波書店 2015年)で賞讃されていた。いかにも西部劇らしい西部劇ということで、入手して観た。見終わって、なるほどそういうことか、と。

 お膳立てというか、これぞ西部劇というアイテムが揃っていて、それらが過不足なく、良いテンポで展開している。つまりは脚本がいいということになるのだろうが。時間というか尺も長くはない。

 この映画こそは私の知るかぎりもっとも知的で、かつもっとも洗練されていながらもっとも審美的でなく、もっとも単純にしてもっとも美しい西部劇だといえる。(P.54 「18 模範的な西部劇、『七人の無頼漢』」)

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