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【こんな映画でした】509.[そして誰もいなくなった]

2020年 1月23日 (木曜) [そして誰もいなくなった](1945年 AND THEN THERE WERE NONE アメリカ 97分)

 ルネ・クレール監督作品。アガサ・クリスティの小説の映画化。モノクロで画質の悪さには辟易させられる。小説はおそらく読んでいないので、ひたすら画面でストーリーを追った。しかし結論から言って、犯人は私には分からなかった。相変わらずミステリー音痴である。

 あとから振り返れば、あれが伏線であり、ヒントだったなとは分かるのだが。一つスッキリしないのは、犯人の動機である。正義の実現のために、罪ある者にはそれ相応の処罰を、ということなのだろうが、それは「私的制裁」になってしまっているのではないか。

 何度か映画化されているが、[姿なき殺人者](1965)は、孤島ではなく山頂に設定を変えている。これは観たかもしれない。あと日本のドラマでもこの翻案ものがあったような気がする。

 あとラストも全員死ぬのと、二人が生き残るのと二つのバージョンがあるとのこと。映画は後者であった。

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