【こんな映画でした】78.[霧の波止場]
2021年 1月27日 (水曜) [霧の波止場](1938年 LE QUAI DES BRUMES フランス 90分)
マルセル・カルネ監督作品。邦題はいかにも大時代的だ。ネリーをミシェル・モルガンで役柄通り撮影当時17歳か、初めて。老けて見える。主役のジャンをジャン・ギャバン、撮影当時34歳。前年の[望郷]と似た感じの映画と言えるか。
愛情物語というか、悲恋物語であった。犬がほぼ全編にわたって付きまとい、ラストシーンはその犬が船から逃げだして追いかけていく映像。犬がラストシーンを飾るというのは珍しいかもしれない。
あとミシェル・シモンも、相変わらずの雰囲気で、ただここでは嫌みな、そして後で殺人犯であることも判明するという役柄で登場。ただし最後に殴殺されるようだ。