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【こんな映画でした】579.[引き裂かれたカーテン]

2020年10月 8日 (木曜) [引き裂かれたカーテン](1966年 TORN CURTAIN アメリカ 128分)

 ヒッチコック監督作品。彼の50作目とのこと。観るのは31作目。スパイもの。ポール・ニューマンとジュリー・アンドリュースの主演。アンドリュースはこの前年の[サウンド・オブ・ミュージック]のイメージが強く、意外の感。結構可愛いので少々驚かされた。撮影当時30歳。

 ハラハラドキドキと、上手く作られてある。もっとも基本的にスパイものは国家に利用される個人の悲しさを感じてしまい、その意味であまり楽しめないのだが。

 イギリスの外交官が亡命するという実話がヒントとか。亡命・二重スパイといったアイテムは、一般に好まれるところだろう。でも何もヒッチコックがそれをやることもないだろう、との批評があったらしい。にしても作り方は上手いものだ。

 これで手持ちのヒッチコック監督作品はすべて観た。それでもまだまだ観ていない作品がある。そして一人の監督作品の数としては、黒澤明の30本を抜いたことになる。

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