【こんな映画でした】47.[エリジウム]
2022年 3月19日 (土曜) [エリジウム](2013年 ELYSIUM アメリカ 109分)
ニール・ブロムカンプ監督作品。マット・デイモン主演で、ジョディ・フォスターが出ている。ということで選んだ作品だが、暗い未来社会が描かれている。おそらく地球が汚染され、大気圏に人工の避難地(避難空間)を作り、選ばれたエリジウム市民だけが、そこでまともな生活ができるというディストピアもの。
ジョディ・フォスターも悪役で、クールな魅力を出している。マット・デイモンはあまり見たことがなく、こんな俳優なのか、といったところ。
中味的には手に汗握るアクションものといった風情。私の好むところではないが、こういう映画は受けるのだろう。ジョディ・フォスターもこういう映画にも出演して、きちんと役割を果たしている、といったところか。
*
敢えて言うなら、上級市民と下級市民とに差別された社会の酷さを描いている。現に私たちが気が付かないだけで、今、目の前の社会も実はそうなのだと皮肉っている・批判しているのかもしれない。
これを覆すために少なからぬ暴力が使われるのだが、最終的にはコンピュータのプログラムを書き換えて、リブートするだけで社会が変革されるということに。そういう意味ではラストはハッピーエンドということになるのだろう。もっともジョディ・フォスターは殺されてしまうのだが。