【こんな映画でした】817.[ピアニストを撃て]
2023年 6月13日 (火曜) [ピアニストを撃て](1960年 TIREZ SUR LE PIANISTE SHOOT THE PIANO PLAYER フランス 78分)
フランソワ・トリュフォー監督作品。シャルル・アズナブール(撮影当時45歳)主演、[ブリキの太鼓](1979)でのマルクス役を思い出した。女優はマリー・デュボワ(撮影当時22歳、[女は女である]・[エスピオナージ]・[ギャルソン!]を観ている)と、ニコール・ベルジェ(撮影当時23歳、[男の子の名前はみんなパトリックっていうの](1959)で観ていた)。
内気な男であり、かつての有名なピアニストが、なぜか下町の酒場でピアノを弾いている。その彼の過去がフラッシュ・バックで紹介されていく。その頃妻帯していたが、妻が自死し、その後、彼は流れ流れてきたと分かる。
この酒場でも好きな女性ができ、幸せになれそうなところまでいくのだが、またしても彼女を失ってしまう。彼はまたその酒場でピアノを弾いて生活していくことに。これで終りである。
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2023年 6月15日 (木曜) [ピアニストを撃て](1960年 TIREZ SUR LE PIANISTE SHOOT THE PIANO PLAYER フランス 78分)音声解説版(マリー・デュポワ)
監督のフランソワ・トリュフォーが1984年に亡くなっているが、この解説はその後に録音されているようだ。この中で彼の死を惜しんでいたので。音声解説版とはいえ、2回目なので、かなり分かりが良くなっている。回想シーンへの切り替えも、今回は分かった。
特典映像にこのマリー・デュポワのスクリーンテストの模様があったが、これを観ると本番の映画のものより、こちらの方がとても綺麗で可愛らしい。監督がどのような意図でキャスティングするのかというのも分かるような気がする。つまり彼女の場合は、美人であることより、若くてボーイッシュなところが良かったのだろう。
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