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佐々季節
2022年10月24日 04:54
ある日、いつものようにお昼過ぎに妻と散歩に出た。アパートから出たすぐの通りをそのまま右へ行けば、海まで真っすぐのびる道だ。散歩に出るときは必ずと言っていいほど、右だ。右に行けばとにかく海に出ることができる。アパートから10分くらい歩いた一つ目の大きい交差点を渡ったあたりで、大声で泣いている子ども(4歳くらいかの女児)がいた。周りをみても保護者はいなそうだ。というか住宅地にもかかわらず周りに私たち
2022年10月10日 03:33
随分とここから離れてしまっていたように感じる。それは前回本編を執筆した8月21日からおよそ2ヶ月の休載を経たからではない、と感じる。おそらくフランスに来てしまったからだ。随分と遠くに離れてしまった。赤穂の日々はあまりに眩しい思い出となってしまった。あのアパートから見える水平線はもうここにはない。代わりに今この窓から見えるのはフランスの街並み。これからの人生でおおよそ転地療養中の赤穂ほどのゆった
2022年10月9日 03:59
先週ようやくアパートを見つけた私たちです。ご心配をおかけしました。本当にこのままではどうなることかという不安と、ここには書けない黒い感情に苛まれましたが、なんとか心の平安を取り戻すことに成功しました。休載中にサポートしてくださった皆さんは本当に感謝します。今度、帰国したらたくさん歌ったりして、何とかお返しするつもりです。そして何よりこの連載を続けることが読者の皆さん(と呼ばせてください!)への誠