全て必要最低限だけでいい。

人は何かを極める時、必ずと言っていいほど完璧を求める。

専門の教材をたくさん購入したりと、とにかく自然と完璧主義を求める。

結論いくつかの手法だけで良いというのが私の信条である。

とてつもない長い経験の中で知識を蓄積しなければ身を立てることができないという誤った認識を持つ故に、その資格を手にすることができない。この考えは必ずしも正しくないというばかりではなく、その事実はほとんど逆に近い。

様々なマーケットにおける経験は、正しく解釈して活用するのでなければ、不正確な思い込みを助長するからである。そしてそれは時間の経過とともに、人を破滅させる誤ったイデオロギーに発展するのである。

確かに知識は多大なる力であるが、それは正しい知識の場合である。

そして要点だけをただひたすら繰り返す。反復には価値がある。


今、この場所で成功を追求する

今後、何が起こるのかに全力で注力し自らの評判を賭けること。学問的にわずかな価値しかない既知の事実にはほとんどの時間は割く必要はない。大切なのは、今後何が起こるかに全精力を傾けることだ。

投資をする人にとって重要なのは今現在である。私たちは過去に生きるわけではないし、現実逃避をし遠い未来を生きているわけでもない。5年後、10年後の遠い未来を予想することはできない。投資をするにあたって大事なのは2日から2週間後の先を見ながら過ごすべき。これならまだ前者に比べると容易だろう。

換言すれば、マーケットを見通す際に自分たちで消化可能な2日から2週間先の期間に時間軸を区切るということである。

変化の激しい世の中において数年先の予測は取り返しのつかない犯罪だ。そんなリスクを犯す必要はない。とにかく2週間後を意識しながら常に心がけるべきだ。


POINT

投資において既に起こった分析にあまり注力してはいけない。過去ではなく先を見据えて参加しなければならない。そして何より過去を取引することはできない。またあまりにも遠い将来を正確に予言することもできない。だがすぐ目の前にある期間についてはある程度の確信を持つことはできる。この期間を目先とでも呼ぼう。目先において投資家は、求める正確性、成功、安心を得るのである。











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