負けることに耐えられなくなる時
負ける度に私のゴールが遠ざかっていく。
負けないようにしなければ、そうしなければ夢を諦めなければならなくなってしまう。
、、、
この人が経験してることが最高のことだと、いかにして伝えることができるだろうか。
勝つためには「才能のある敗者」としての経験を経たなければならないことを、戯言に聞こえないように、うまく説明することができるのだろうか。
敗北は常に勝利の母なのである。
成功した実業家が何度も何度も敗北を味わったあとに最高するという話は数えきれない。
幼児は何度も何度も転んだ挙句、歩けるようになるのである。
ひねくれて非常識にきこえるかもしれないが、負けることが成功への切符なのである。
勝利という望ましい状況は、とてつもなく大きな代償を払わなければならない限り手にすることができないということを、多くの人は理解していない。
そして突き詰めれば、多くの人はその代償を払う勇気がないということも事実だ。
トレーディングは誰でも成功できるという種類のゲームではない。それが大抵の人々が失敗する理由であり、そして誰かが常に失敗する理由でもある。
生き残ることができた者、負け続けている苦しい時期を耐え抜いたものこそ、成功の可能性が残されているのである。
勝ち続けているものは、負けることを受け入れ、利用することを学んだのである。