マガジンのカバー画像

屋根裏日記

17
運営しているクリエイター

#日記

切妻の屋根裏より ~その16~

切妻の屋根裏より ~その16~

クリスマスナイトです!

夜の風景を撮るのは怖いんですよね。
現像するまで結果が見えないですから。
まぁ、それもフィルムの醍醐味です。

今回は
とある地方都市のクリスマス前夜の風景です。
ファッションは関係ありません^^

X’mas  Night  愛をいっぱい込めて♪

お友達の革小物ショップ♪

切妻の屋根裏より ~その10~

彼女の住む街。

始めは、この「アン」の物語を
「服の企画の一環」として書き始めました。

服をデザインするにおいて
今では古い手法になったのかも知れませんが
「そのシチュエーション」を具体的に設定することで
より「新しい物」を創造するきっかけになる
そんな風に思っていたんです。

「明日に吹く風」で書いている

  「アンと言う女の子の物語」

も、そもそもは
「服のデザインをするためのたたき台

もっとみる
切妻の屋根裏より ~その8~

切妻の屋根裏より ~その8~

仕事で服を作っていますと
なんと申しますか
「一般的に流通されている服」に慣れすぎてしまいまして

  「面白い服を作りたい!」と、言う
ある種の初々しいモチベーションを忘れてしまいそうになります。
私だけかな?

何度かこの連載でも書いていますが
現状ではあまり「込み入ったデザイン」が
市場で好まれない傾向があると思うんです。

なのでビジネスとして服を作るとなると
どうしてもデザイナーの創造性

もっとみる
切妻の屋根裏より ~その6~

切妻の屋根裏より ~その6~

昨今はファッション業界において
本当に「トレンド」と言う言葉を聞かなくなりました。

30年ほど前などは
その時売られているファッション関係の雑誌の
表紙の人物が着ている服の色が
概ねトレンドカラーだと言われたりしていました。

社会そのものが高度に情報化され
且つその情報の流れが双方向になった結果
かつてのようにファッション業界や
アパレルメーカー自体が

  「流行を作り出す」

なんて事が出

もっとみる
切妻の屋根裏より ~その4~

切妻の屋根裏より ~その4~

物を作る上で
その背景となる「世界観」を構築すると言う事が
なかなか難しいのは
ことファッションに限った話でもないんでしょう。

前回の稿でも少し触れましたが
かつてはファッションの世界では
やや、持って回った言い方をすると

  「デザイナー個人の創造性に依拠した世界観」

を、表現する事でブランドを成り立たせることが
出来ていたんだろうと思います。
でもですね、今はその事がそう簡単ではなくなっ

もっとみる
切妻の屋根裏より ~その3~

切妻の屋根裏より ~その3~

大雑把な言い方をご容赦もらえれば
ファッションブランドの成り立ちみたいなものは
大きく分けて二通りあると思うんですよ。

デザイナーさんの世界観そのものを具現化したような
いわゆるDCブランド(古い言葉ですねぇw)みたいなブランドと
ターゲットになる「お客さん」の志向に合わせたデザインの服を提供する、と言う
実生活のニーズに沿ったような方向性のブランドの2つです。

今回、私たちに求められたものは

もっとみる
切妻の屋根裏より ~その2~

切妻の屋根裏より ~その2~

  フラワーアレンジメントやガーデニングが日常の一部
  そんなパステル画のような生活空間が
  そこにはあって・・・・

私たちが作りたいものは
そう言う風景の中で
はちきれるような笑顔で
今にも走り出しそうな人が着たいと思う服。

なんとなくそんなコンセプトが
浮かんだり、浮かばなかったり^^

私だけかもしれませんけど
今のファッションシーンにおいて
いわゆる「ナチュラル系」と言う押し出しは

もっとみる
切妻の屋根裏より ~その1~

切妻の屋根裏より ~その1~

なんとなく成り行きで始めてしまった
このnoteにおける投稿ですが
始めるに至った経緯や
私たちが何をしようとしているか、なんて事も
「物語」の合間に差し挟んでいこうと思っています。

今のままではあまりにも分かりづらいですからね^^

私たちは長く繊維業に携わってきたのですが
2年余り前からオリジナルブランドを展開することになりました。
それは知人からの

  「ナチュラルで柔らかいデザインの服

もっとみる