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家族は過大評価されている

息子と夫の温かな瞬間

昨晩、夫が食料品の買い出しに行き、ご馳走を作ってくれました。近くのアパートに住む息子も招き、3人で楽しく食卓を囲みました。

その後、私は腰の痛みが少し残っていたので隣の部屋に移り、静かにゴロンとしていたら、夫と息子の会話が聞こえてきました。

その中で、息子が突然、私の夫(息子にとっては義父)にこんなふうに言ってたのです。

「いつも色々と本当にありがとうございます。お母さん(私)にとても良くしてくれて本当に感謝しています。一緒に家族になれてよかったです。」(英語で話していましたが、こんな内容でした。)

その言葉を耳にした瞬間、さすがにジーン。

夫も息子にこう応えていました。
「こちらこそ光栄だよ。君のママのことは何があっても大切に守るから、心配しなくていいよ。いつでも遊びに来てほしい。君みたいな義理の息子ができて本当にうれしい。」

夫は、出会った頃から変わらずにそういう気持ちを持っていて、その言葉に偽りがないことはわかっていましたが、息子がそういう感謝の言葉を直接伝えたのは初めてだったので、感慨深いものがありました。


息子と夫の関係、そして私の視点

夫と出会ったのは5年前。当時、息子は高校卒業を迎える年齢で、母親の恋人に対して少し微妙な感情を抱いていました。あからさまに拒否するわけではなく、「自分とは関係ない人」として一線を引いていたように思います。

夫は息子にとても良く接してくれていて、息子を誘って2人だけでスポーツ観戦に行くこともあったし、3人でのオペラ鑑賞やグルメ外食などは数えきれないほど連れて行ってくれたし、今年は3人で半年近く一緒に生活しましたが、それでも息子は一定の距離を保っていました。笑

けれど私は、絆を深めるポテンシャルがある相手を望み、引き寄せたし、今はまだまだ共創の最中と認識していました。焦ることも、がっかりすることもなく、時間をかけて少しずつ築き上げてきた結果が、昨日のような会話に結実したのです。


家族関係に思いを馳せて

かれこれ20年ほど前、私の母が再婚した際、再婚相手の息子さんも同じくらいの年齢で、最初は否定的だったと聞いています。
それでも、母と義父がとても仲良く楽しくやっているので、時間が経つにつれ息子さんが心を開き、母に向かって「感謝しています」とお礼を言うようになったそうです。
その話を聞いたときは、娘ながらも他人事として「ふーん」と思っていましたが、今、自分がその同じような体験をしていることに気づかされます。

一方で、夫の娘さん2人は、私に直接「感謝の言葉」を伝えたことはありませんが、初めて出会ったときから私を120%受け入れてくれました。その温かさに、むしろ私の方が感謝しているくらいです。


とはいえ、家族は「必須」ではない

子連れ再婚ではゴタゴタが起きやすいケースもあります。どんなに自分が波動を上げて幸せな関係を望んでも、そうならない人もいるでしょう。それはそれで仕方がないこと。時には諦めも必要です。

「家族になったのだから、みんなが仲良くしなければならない」なんてルールはありませんから。エイブラハムも、「家族は過大評価されている」と語ることがあります。それは、幸せや充実感が必ずしも家族関係に依存する必要はない、という大切なメッセージです。


喜びと調和を育む

うまくいかないのであれば、とりあえず手放して、喜びや自由、自分自身との調和を育むことに焦点を当てることがお薦めです。たとえ完璧にできなくたって、すべては変化していくのです。知らない間に関係が良好になっていることもあります。もちろん、自分がそれを望めば、という話ですが。

最近では、Netflixの映画などで、20代の子供を持つ親の恋愛を描いたコメディも見かけるようになりました。再婚や新たな家族の形が広がる時代、これからも多様な家族の在り方を楽しみたいと思います。


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