スノボは挑戦する時に大切な事を教えてくれると感じた話

私の中で何かに挑戦する時は「山登り」のイメージでした。

苦しいけど、一歩ずつ、ゆっくりと登っていく。

そして、山頂という目標に達成する。

そんなイメージを持っていました。

しかし、史上最強の弟子ケンイチという漫画を読んだ際に、こんなシーンがありました。

（史上最強の弟子ケンイチ：いじめられっ子の主人公ケンイチが格闘技を習い、強くなっていき、大切な人達を守る少年サンデーの漫画です）

ある日主人公のケンイチが師匠に、
達人への道のりを問うシーンがありました。

そこで師匠が、

「達人への道のりは山登りではない。崖を転がり落ちる事だ」

と答えていました。

ん？逆じゃないか？
と思いましたが、

一度覚悟を決めて、達人への道へ足を踏み入れたら、
後はどこまで達人への道を転がり落ちる事ができるか。

それが大切な世界らしいです。

（正確に覚えておらず、こんなニュアンスだったと思います。正解がわかる方は教えてください！）

私は幼いながらに、このシーンがとても印象に残っていました。

そして、これからヨガの道で生きていこうと考えていた私は、ふとこのシーンを思い出しました。
崖から落ちるといえば…

「スノーボード」

という訳で、スノーボードへ行ってきました。

そして実際にスノボで崖から滑り落ちてみて、

「スノボは挑戦する時に必要な事を教えてくれる」

と感じた事をまとめていきます。

①行ってみないとわからない。やってみないとわからない。

スノボの初日はあいにくの天気で、麓は軽く吹雪でした。
吹雪の中でスノボするのも気が引けるし、まだ他の日でも行けるし、やる事もあるから、ゲレンデに行くか悩んでいました。

しかし、とりあえずゲレンデに行ってみると、
なんと晴れてきました。

まさかの天気に、

「行ってみないとわからないなー」

と思いました。

午前は晴れ間も見えて、気持ちよく滑る事ができたのですが、
午後から予報通り吹雪になってきました。

しかし吹雪の中でのスノボも新雪を滑る事ができて、
フワフワでとても気持ちよかったです。

ここで、
「実際にやってみないとわからないなー」
と思いました。

麓でいつまでもどうするか悩まずにとりあえずゲレンデに来て、
滑ってみて本当に良かったと思いました。

②無理をしない。自分が怖くない様に挑戦の難易度を調整してあげる。

これは２つの出来事から感じました。

１：自分が怖くない速度で滑る。

私は昔から、高速で滑るスノーボーダーを見てかっこいいと思っていました。
なので、自分もなるべくスピードを出して滑るようにしていました。

しかし、正直とても怖いし、転んで怪我をした事もありました。

今回は、久しぶりだし、怪我の影響もあるので、無理せずに滑ろうと考えていました。

自分が怖くない速度で滑るためにしっかりとブレーキをかけて滑る。

そんな当たり前の事を初めてやってみたら、
周りも見れるし、雪も空気も感じる事が出来る。

無理に速度を出していた時よりも
はるかに楽しいと感じることができました。

２：滑るコースを適切に選んであげる。

背伸びする傾向がある私。

スノボのコース選びも無理して上級コースを選択する時が多かったです。

しかし、そこまでスノボが上手ではないので、急斜面が怖すぎてほとんど滑らずに無駄に降りてくる事が多かったです。

今回も無理をして、新雪の上級コースに行った際に、ほとんど人が滑っていないために雪に板が埋もれてしまい身動きが取れなくなってしまいました。

「これは遭難か？」とも思いましたが、気合いで脱出する事ができました。

しかし、２時間も時間をロスしてしまい、
後半はほとんど滑る事ができませんでした。

簡単すぎず、自分にとって少し難しいくらいの難易度の中級コースを滑っている時はとても楽しかったです。

「自分にとって少し難しいくらいの難易度を選択してあげる」

それが挑戦を楽しくしてくれると感じました。

③考えすぎても上手くいかない。感じろ！そしたら勝手に楽しくなるから。

「腰をもっと落として」
「前を見て、体の力を抜いて」

そんな事を頭で考えながら滑っている時は、
板の動きがスムーズにいかない事が多かったです。

あまりごちゃごちゃ考えず、
ただ板の上で雪の上を滑っている感覚を感じる。

板と自分を一体化させる。
ワンネスの気持ちを持つとスムーズに滑れる感覚がありました。

そうすればスピードが出たとしても怖くない。
自然に雪山を楽しめる状態がとても気持ちよかったです。

まとめ

何か挑戦する時に
①とりあえず行ってみる。とりあえずやってみる。
②無理せず、適切な難易度に調整してあげる。
③考えずに愉しむ。

そんな事を大切にしたら良いのでは？

と、

スノボから教えてもらった体験でした。

ここまで読んで頂きありがとうございます！

みんなで無理せず、怪我なく、雪山を楽しめたら最高ですね！