グラレコれんしゅう会2019.12.22
2019年12月22日 10:00~12:00
名古屋市中村区にある地域資源長屋なかむらの無目的ルームにて、「グラレコれんしゅう会」を行いました。
この記事はその報告レポートです。(※作品の掲載許可済み)
参加したかったけれど来られなかった方、及びこれから実践したいという方向けに書かれています。お家でできるワークも用意しています。
是非読み物として消費するのではなく、紙とペンをご用意して、挑戦してみてください。
なお「グラレコれんしゅう会」に関しては以下の記事を参照ください。
ファシリテーターおよび本レポートの執筆は本田が担当しています。
1.自己紹介
2時間を共に楽しく過ごすためにまずは自己紹介です。とはいえ、ここはグラフィックレコーディングのれんしゅう会です。話すだけではなく、描きます。
「お名前」「今の気分」「今日期待すること」「オススメの一冊」
4点について、好きな形式で話してもらい、それをほかの人が描きます。この自己紹介からグラレコが始まっています。それぞれの工夫しながら描いていました。
2.WORK1『消えない情報と消える情報を描き比べる』
【ワーク内容】
①「NHK NEWS WEB EASY」の記事を読んで描いてみる(5分)
②音声読み上げで記事を描いてみる
文章は「消えない情報」です。漏らしたとしても何度でも確認し直すことができます。一方で、音声情報は「消える情報」です。録音していなければ、聞けるのは一度きりです。
どんな違いがあるか2つとも試してみました。
やっていて出た意見の中で印象的だったのは、「音声だといちいち色を変えている余裕がない」でした。
色にバリエーションがあった方が、見やすく強弱もハッキリします。しかし、大量の情報を次から次へと述べられると、それを記録するので精一杯になります。
そこで、一通り必要な情報を拾った上で、後で、色や袋文字を使って強調をしていくとよいという話が出ていました。
【やってみよう!】
①以下の記事1を読んで、描く(制限時間5分)
②記事2を音声のみ聞いて描く(聞くのは1度きり)
3.WORK1.5『顔文字でお絵かき』
「絵や図を使いたいけれど、咄嗟に描いている余裕がない」と参加者からの声が出たため、急遽スマホにある顔文字の練習をすることにしました。情報に顔文字を近くに添えるだけで、どんな質の情報であるかをわかりやすく表現することができます。
【ワーク内容】
・スマホに入っている絵文字・顔文字を見ながら描く
過去のグラレコれんしゅう会で何度か行ってきたワークですが、非常に有用かつ絵が苦手な人でもすぐに導入できるので、オススメです。男性っぽさ女性っぽさ、子どもや高齢者の雰囲気はどう描くと出るかなど様々試していました。
4.WORK2『「教師塾」についてグラフィックする』
実際のグラフィッカーになって、人の語る話を描きます。
今回はグラレコれんしゅう会初のゲストを迎えて、その方のお話を描きました。
【ワーク内容】
①ゲストが運営する団体について約10分間お話ししてもらう。
②その話をグラフィックに描く
ゲストの西尾さんが運営する「教師塾」の団体について、立ち上げた動機、哲学対話、現在やっていることなどについて語っていただきました。
教師塾に関しては以下のリンクよりご確認いただけます。現在はほぼ毎月体験型のイベントを開催されていらっしゃいますので、是非チェックしてみてください。
5.感想
まだまだグラレコをやったのは5回くらい。慣れておらず、すぐにできるとも思っていないけれど、やっぱり難しい。練習あるのみです。
今回はドタキャンが複数あったため、2名での開催になりました。
その分、対話形式で個人のニーズにそった内容で行っていました。今回は改めて、「わかる」と「できる」には分厚い壁があると思い知らされた会でした。
わかりやすい図を使って、綺麗に描きたい。しかし、実際には話す人は待ってくれません。だから、必要だと思うことをひたすら記録していきます。
そんな制限のある状況で、できることを増やしていく。そのためには、練習を重ねルしかないのでしょう。
6.次回のグラレコれんしゅう会
れんしゅう会は毎月1回のペースで行なっています。
次回は2019年1月19日(日)10:00~12:00です。
↓※ハッシュタグも作りました。↓