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グラレコれんしゅう会2019.06.15

2019年6月15日 10:00~12:00
 名古屋市中村区にある地域資源長屋なかむらの会議室にて、「グラレコれんしゅう会」を行いました。
 この記事はその報告レポートです。(※作品の掲載許可済み)
 参加したかったけれど来られなかった方、及びこれから実践したいという方向けに書かれています。お家でできるワークも用意しています。

 是非読み物として消費するのではなく、紙とペンをご用意して、挑戦してみてください。

 なお「グラレコれんしゅう会」に関しては以下の記事を参照ください。

 ファシリテーター及び本レポートの執筆は本田が担当しています。
 ※個人情報保護のため、写真に一部モザイクが入っている場合があります。
 ご了承ください

1.自己紹介

 2時間を共に楽しく過ごすためにまずは自己紹介です。とはいえ、ここはグラフィックレコーディングのれんしゅう会です。話すだけではなく、描きます。

 1人30秒間自己紹介をして、他の人達はその人の自己紹介を描きます。

「お名前」「どこからきたか?」「今日期待すること」「よく買い物をする店は?」

 話す内容は4点に指定しました。実はこの自己紹介からグラレコが始まっています。それぞれの工夫しながら描いていました。

2.WORK1『アイコンを描いてみる』

 ☆手軽に使える引き出しを増やす
 ☆情報は並べるだけでも、意味が生まれる

 文字や数字の情報量が多くなると、時にどんな種類であるか重要度はどうかといったことがわかりにくくなることがあります。特に数字の情報は色々な単位があり、混乱しやすいです。
 横にアイコンがあるだけでどんな類の情報なのかがわかります。そこで、アイコンを描く練習をします。

【ワーク内容】
①スマホで「アイコン」と検索して、出てきたアイコンを真似て描く。

②アイコンのみを並べて、ストーリーを作ってみる。
③言葉などの情報を加えてみる。

 デフォルメ化されたアイコンは画力をさほど必要としないので、絵が苦手な人でも手軽に扱えます。
 また、それらの情報を並べるだけでも不思議と意味を想像できました。ただし、描いた本人が伝えたい情報と受け取る人の情報は必ずしも一致するわけではありません。

【やってみよう!】
①「アイコン」で検索。出てくるサイトのアイコンを真似して描く。
②慣れてきたら、アイコンだけを並べて物語を作る。
③アイコン以外の情報(言葉や矢印など)も加える。
※参考サイト
ICOOON MONO」「google material icon

3.WORK2『ものの思い出を描く』

 ☆時系列も内容もバラバラな話をまとめる

 これまでのれんしゅう会で何度か行った「ニュースを描く」というのは要点がまとめられているため、描きやすい情報になっています。
 しかし、実際の会議や講演、WSの現場で人が話すのは必ずしも時系列になっているとは限らず、話の要点が予め決まっているとは限りません。そこで、実際に話してもらいながら描いて見ます。

【ワーク内容】
①1人が思い入れのある一品について語る(「自分が値段をつけるとしたら?」「エピソード」「特徴」については語ることを条件としました)
②話す人以外は、話の内容を描く

(↑昔買ったマフラーの話)

(↑愛用の鉛筆の話)

【やってみよう】
①youtubeで商品紹介をしている動画を探す
②動画を見ながら描く(視聴は1回のみ)

4.POPを描いてみる

 ☆情報の重要度をつける
 ☆見る人の視点に立ってみる

 グラレコは他者に見られることが前提になっています。したがって、自分だけが見てわかる状態ではいけません。
 情報の重要度や分類なども必要になります。そこで、「見る人」を意識するために、書店や雑貨屋でよく見かける商品POPを描いてみます。

【ワーク内容】
①WORK2で語ってもらった品をフリーマーケットに出すことになった。商品は置いてあるだけの状態である。
②既に書き留めた情報をもとに、買ってもらえるPOPを描く。

【やってみよう】
WORK2の「やってみよう」で描いた情報からPOPを作る。

5.振り返り

 今日のワークを通して感じたこと、気づいたことなどを振り返ります。
 一言ずつ話してもらいました。

 最初はアイコンを描いていて、それを意識していたはずなのに最後は文字をどのように描くのかを大事にしていたという話がありました。
 象形文字に代表されるように、文字は形をアイコン化したものがあります。そして、同じ文字でも輪郭をかたどった袋文字はよりアイコンに近いと言えるかもしれません。

6.感想

 毎回、参加者にはアンケートを書いてもらっています。
 以下にその内容も掲載させていただきます。(※掲載許可済み)

いつも「紙のどこからかくか…?」とか「あーこうゆうレイアウトにすればよかった…」とあとから思うことがあり、くり返し書くことでちょっと考えて書くことができました。
MTGでグラフィックすることが多いのですが、1人で書く時のように気楽(?)にできず、日々書くことで人前でもできたらいいなーと思います。
たのしかったです!!
紹介された本を買ってなかったけどスマホのアイコン調べたらたくさん
あって、ビックリ。見て、真似て、描くのは、とっつきやすく私でも描けた〜〜!!
Graphicしに来たのに文字の気づきと持ち帰ることになったのが面白かった。
「伝えるとは?」という問が自分の中にたった。

 今回は途中参加もあり、5名での開催になりました。
 たまたまたお互いが顔見知りだったため、和やかな雰囲気な中描いていました。最近の会議で扱われるグラレコ、ファシグラの扱い方について熱く語り合う場面もありました。

7.アナログツイッター

 れんしゅう会の最中、印象的な発言があったり、疑問や思考が浮かんできます。
 そうしたことを書きとめておくために、アナログツイッターを用意しています。自分の好きなタイミングで紙を手にとって、書いて机に放っておきます。

 瞬間を切り取れるだけでなく、プロセスを表してくれます。後から見直すと面白いです。会場の雰囲気なども感じられたら幸いです。

8.次回のグラレコれんしゅう会

 れんしゅう会は毎月1回のペースで行なっています。
 次回は2019年7月28日(土)10:00~12:00です。

↓※ハッシュタグも作りました。↓

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ほんだ
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