うちのお雑煮

うちの実家のお雑煮は、家長である父が生粋の京都人なので、丸餅に大根、頭芋(里芋の親芋)、金時人参(このレトロな赤色好き)が入った白味噌仕立てのお汁に、これでもか!!という量(これは多分父の我流)の鰹節をのせていただく。(いわゆる二郎系?スタイルで笑)

今は私が転居先の東京で家族に作っているのだけど、引っ越しして12年、「丸餅がすぐに売り切れる」「金時人参が(近所のスーパーに)ない」「白味噌が一種類(広島産)」などなど小さなハードルを乗り越えながら、ほぼ毎年大量の里芋を湯がいてきた。大袈裟だけど、転居当初は色々と慣れない東京でその事実すらも悲しかった…笑。

お雑煮はある意味私にとって、「人間(私)って10年も経てばどこでも都というか、なんとか生きていけるんやな。」ということを毎年末思い出させてくれるものになっている。

それどころか今ではこちらの暮らしの方にすっかり慣れてしまって、「いつかは必ず帰る!(引っ越し)」が「いつ帰ろうか」「いつか帰るんだろうか」になっている…。

あれだけ帰りたかったのに。不思議。

などと、

鰹節を全くのせない(ここからお出汁でてうまいのに〜!)娘のお雑煮の、白味噌色の朧月みたいな丸餅を眺めていて思ったりした。

スーパーとかで出回っているものは薄さ
30〜60ミクロンらしい。(わかりづらいな^^;)



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