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ギフト

私は、おひとりさま

私の帰りを待つ人はいません

お気楽者です✨


子どもの頃は
歳の離れた弟の世話と
自営の親の手伝い
遊びに行くことも
中学で部活をすることも
我が家では認められなかった
どうして、みんな自由なんだろ?なんて思ってた
  弟は溺愛されてたので
  自由に遊び、部活も楽しんでた

我が家の異常さに気づくのが遅かった
  子どもによその家庭なんかわからない
  ましてや、異常な家庭だから
  親戚さえも近づかなかった

結婚して
元夫は勤めから自営へ
子どもは3人 ワンオペ
末の子は障害児
大変でした

離婚後、障害児を育てながらの仕事は
本当に仕事疲れ、気苦労、療育
年中、子ども中心で
何もできなかった
出かけても、ずっとその子にことを配慮して
疲れてました
自立を目指して育て
25歳でグループホームに入居
もう2年過ぎました
順調に馴染んでくれてます

親も送りました

しばらく、寂しさに暮れました


今の私の暮らしは

「ギフト だと思える

頑張ったね
これからは
あなたのやりたいことをしなさい
あなたの人生を生きなさい

そういう時間なんじゃないかなと感じてる

先日、娘に近況を話したら
「楽しそうやな♪」

この言葉を聞けて嬉しかった

末の子が障害だとわかり
身内に理解者もなく
いつも暗かった
笑わない母
そして忙し過ぎた

離婚もあり
よく泣いた
苛立ってた
安定するまで生活もしんどかった


いつも不平不満、妬み嫉みの母が亡くなり
母は幸せだったんだろうかと悔やんだ

子どもに、こんな思いは、させたくない
私が旅立つ時
「お母さん、離婚してから、楽しそうやったなぁ」と送って欲しい

そういう生き方をしたい

中学生くらいから
愚痴と、子どもと孫のことしかない
そんな老い方はしたくない
いつも、機嫌よく、楽しく、忙しいおばあちゃんになりたいと思ってた

もう、おばあちゃんになる年齢になってきた

趣味を楽しみ、生き甲斐を持ち続けていたい
書道、ヨガ、水泳、ボランティア、山登り、芸術鑑賞…
先週はカラオケに行った
カラオケも楽しもう
  結婚中は、趣味なんてなかった
  聞かれても「ありません」と言ってたのが
  今は次から次に出てくる
  私は、本当はこういう人間だった
  あのまま妻でいたら私は自分を潰してしまってた


帰りを待つ人はいない
もう誰の世話にも追われなくていい
自分のための時間を過ごせばいい
自分が食べたい物を食べればいい
自分が行きたい所に行けばいい


この先の人生は、そんなに長くない
過去を振り返って悔んだり
迷ったり、いじけたりしてる暇はない
ギフトを大いに楽しみます✨


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