![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/172663617/rectangle_large_type_2_e1b2a35f0f0610dee79e093dcb84b2a8.png?width=1200)
高校生がクラスで「ガラスの仮面」を回し読みした話
こんにちは。
#推しの少女マンガ というハッシュタグを見て、面白そうと思って書いてます。
※この記事にはNANAのネタバレを含みます※
私の好きなマンガ
わたしが小学生や中学生の頃は友達とよく少女マンガやCDを交換して、感想を言い合うような至って普通の子供でした。
中学生の頃にどハマりしたのは矢沢あいさんの「NANA」でした。マンガも映画もアニメもすべてが好きで、見た目的に絶対に無理なのに「ナナになりたい」と本気で思っていました。
※ちなみに小学生の頃はミニモニが大好きでミニモニの加護ちゃんに本気でなりたかったです。
もうすでにお分かりの方もいらっしゃると思いますが、そうなんです。
ゴリゴリの平成生まれ女です。
高校生の頃に事件は起こった
実は私、高校は進学校に通っていました。
天才が通う進学校ではなく、努力型の人間が集まるような高校でした。
高校1年生の後半からちょっとずつ受験ムードが始まるんですよね。すこーしずつ「勉強しろ勉強しろ」という先生たちの圧が出始めてきて、高校2年生の頃は受験を意識したクラス替えが行われるくらい。
つまり高校1年生の最初の半年間くらいは「勉強を意識しなくていい純粋な高校生」の生活を送れたんです。
その頃流行っていたマンガは「君に届け」で、クラスメイトの一人Sちゃんがたしか教室に持ってきて、みんなで順番に読んでいたんです。
なんかいいですよね、高校生らしくて。
いまでいうアオハルでした(たぶんもう古い
そうしたら、ほぼみんな「君に届け」を読み終わってしまい、それを知ったSちゃんが次に持ってきたのは「ガラスの仮面」でした。
「お母さんのガラカメだよ」という彼女に一同爆笑。ほら、絵柄が古いじゃないですか。
「君に届け」を読んでいた世代からすると「なんそれww古いよww」と昔のマンガってだけで、面白くなさそうと偏見を持っていたんです。
そうしてクラスのみんなでガラカメを読む日が続きました。もちろんわたしも読みました。
読む手が止まらない「ガラスの仮面」
もちろん期待なんかしていませんでした。今思うとあれだけ長きにわたって連載されていたので、人気に決まってるじゃんって感じですが…正直に白状すると、絵柄だけでおもしろくなさそうって決めつけてたんです。
そしたら、1巻からめっちゃおもしろくて。
絵柄が古いのはすぐに慣れて、というかあの絵柄がまた良いんですよね。ストーリーが唯一無二なのでおもしろいし、読み終わるごとに続きが気になるし、あっさりガラカメにハマりました。陥落です。
もちろんわたしだけではなく、その時期はクラスで軽くガラカメブームが起きていました。
なんかいいですよね。
本当に素晴らしい作品は何年後になっても受け入れられるということが証明されたのです。
ちなみにあらすじは簡単にこんな感じ。
一見「何の取り柄もない」平凡な少女のマヤは一度見た芝居や映画のセリフや役者の動作を正確に記憶して取り憑かれたような演技をする底知れぬ才能がある。そんなマヤの資質を月影先生(とにかくすごい人)が見抜き、マヤもまた、次第に演劇の面白さに目覚めていく…
2012年に49巻が出たらしく、それからまだ50巻は出ていないようです。
NANAに関してもガラカメに関してもできれば完結まで読みたいという気持ちはありますが、漫画家さん(特に長期連載されている方)は体調も心の面もなにもかもが、我々素人には想像を絶するほどの大変さがあるのではと思ってます。
ちょっとNANAの話になりますが、蓮が死んだとき実家で「えーーーーー!!なんでえ…なんでえ殺したんよお…矢沢せんせえ…涙」と叫びましたが、それから考えがちょっと変わりまして「自らが生み出したキャラを殺すなんて、先生もさぞかしお辛かっただろうな…」と思うようになりました。
考えれば考えるほど漫画家ってすごい仕事ですよね。NANAもガラカメもあんなに素晴らしい作品をあの値段で読めるとはなんと尊い🙇♀️
続きを読めることを願ってこれからも待ち続けますかね。ふう。