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ユニクロを着て、選択の自由を手放す

「今日は何を着よう?」

朝、クローゼットの前で途方に暮れることはありませんか?

私は、毎朝この悩みから解放されています。なぜなら、毎日ユニクロの服を着ているからです。

「え、毎日同じ服を着るの?」

驚かれる方もいるかもしれません。

しかし、スティーブ・ジョブズは、いつも黒のタートルネックとジーンズでした。マーク・ザッカーバーグも、グレーのTシャツばかり着ています。

彼らが、ファッションセンスが無いとでも言うのでしょうか?

違いますよね。彼らは、もっとも合理的な選択をしているのです。

それは、「選択のオーバーロード」 を避けるためです。

選択のオーバーロードとは?

行動経済学のベストセラー書籍『行動経済学が最強の学問である』の中で、興味深い話がありました。それは、「人は選択肢が多すぎると、かえって不幸になる」というものです。

スーパーマーケットで、ジャムの試食販売をしていた時の実験があります。

・6種類のジャムを試食できた場合、購入に至った人は全体の3%
・24種類のジャムを試食できた場合、購入に至った人は全体の30%

一見、選択肢が多い方が購買意欲が高まりそうですが、実際は逆の結果となりました。

選択肢が多いと、人は選ぶことに疲れてしまい、結局何も選ばなくなるのです。

これは、洋服選びにも、仕事の決断にも、人生の選択にも当てはまります。

ユニクロという選択

私は、この「選択のオーバーロード」の罠から逃れるために、毎日の服装をユニクロに統一しました。

ユニクロの服は、シンプルで着心地が良く、価格もお手頃です。

そして何より、毎日同じような服装をすることで、「今日は何を着よう?」という無駄な選択から解放されたのです。

その結果、私の身に何が起こったか?

  • 朝の時間短縮

  • ストレス軽減

  • 集中力アップ

  • 決断力アップ

まるで、脳のメモリを無駄に使わなくなったかのように、他のことに集中できるようになったのです。

本が教えてくれた、選択の自由を手放すということ

「選択の自由」は、確かに素晴らしいものです。

しかし、現代社会は、ありとあらゆる選択肢で溢れかえっています。そして、そのことが私たちを疲弊させているのも事実です。

大切なのは、本当に必要なものを見極め、不要な選択肢は思い切って手放すこと。

ユニクロの服を着ることは、私にとって小さな選択の自由を手放すことかもしれません。

しかし、その代わりに、もっと大切なことのために、時間とエネルギーを使えるようになったのです。

「選択のオーバーロード」から解放されたい方は、ぜひ、自分の生活の中で、手放せる選択肢を探してみて下さい。


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