ユニクロを着て、選択の自由を手放す
「今日は何を着よう?」
朝、クローゼットの前で途方に暮れることはありませんか?
私は、毎朝この悩みから解放されています。なぜなら、毎日ユニクロの服を着ているからです。
「え、毎日同じ服を着るの?」
驚かれる方もいるかもしれません。
しかし、スティーブ・ジョブズは、いつも黒のタートルネックとジーンズでした。マーク・ザッカーバーグも、グレーのTシャツばかり着ています。
彼らが、ファッションセンスが無いとでも言うのでしょうか?
違いますよね。彼らは、もっとも合理的な選択をしているのです。
それは、「選択のオーバーロード」 を避けるためです。
選択のオーバーロードとは?
行動経済学のベストセラー書籍『行動経済学が最強の学問である』の中で、興味深い話がありました。それは、「人は選択肢が多すぎると、かえって不幸になる」というものです。
スーパーマーケットで、ジャムの試食販売をしていた時の実験があります。
一見、選択肢が多い方が購買意欲が高まりそうですが、実際は逆の結果となりました。
選択肢が多いと、人は選ぶことに疲れてしまい、結局何も選ばなくなるのです。
これは、洋服選びにも、仕事の決断にも、人生の選択にも当てはまります。
ユニクロという選択
私は、この「選択のオーバーロード」の罠から逃れるために、毎日の服装をユニクロに統一しました。
ユニクロの服は、シンプルで着心地が良く、価格もお手頃です。
そして何より、毎日同じような服装をすることで、「今日は何を着よう?」という無駄な選択から解放されたのです。
その結果、私の身に何が起こったか?
朝の時間短縮
ストレス軽減
集中力アップ
決断力アップ
まるで、脳のメモリを無駄に使わなくなったかのように、他のことに集中できるようになったのです。
本が教えてくれた、選択の自由を手放すということ
「選択の自由」は、確かに素晴らしいものです。
しかし、現代社会は、ありとあらゆる選択肢で溢れかえっています。そして、そのことが私たちを疲弊させているのも事実です。
大切なのは、本当に必要なものを見極め、不要な選択肢は思い切って手放すこと。
ユニクロの服を着ることは、私にとって小さな選択の自由を手放すことかもしれません。
しかし、その代わりに、もっと大切なことのために、時間とエネルギーを使えるようになったのです。
「選択のオーバーロード」から解放されたい方は、ぜひ、自分の生活の中で、手放せる選択肢を探してみて下さい。