インド旅行で気づいた「今」を生きる大切さ - 心配事の9割は起こらない
先日、インドへ旅行に行ってきました。初めてのインドは、想像をはるかに超える刺激的な場所でした。道端には野良犬や牛が悠々と歩き、クラクションの音と活気が入り混じる混沌とした世界。特に驚いたのはトイレ事情で、日本の清潔さという恩恵を改めて実感しました。
もちろん、良い意味での驚きもたくさんありました。スパイスの効いた本場のインドカレーは美味しく、毎日食べても飽きないほど。意外だったのは、アイスクリームが日本と変わらず美味しかったこと。暑い気候の中で食べる冷たいアイスは格別でした。
今回の旅で改めて感じたのは、「今」を大切に生きることの重要性です。実は旅行前、「治安は大丈夫だろうか」「お腹を壊さないだろうか」と、様々な不安を抱えていました。そんな時、空港の書店でたまたま手に取ったのが『心配事の9割は起こらない―減らす、手放す、忘れる「禅の教え」』という本でした。
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この本の中で、著者は禅の教えに基づいたシンプルな生き方を提案しています。「悩むより動く」「人と比べない」「前向きに受け取る」など、どれも肩の力を抜いて、今に集中することの大切さを教えてくれます。
インドの雑踏の中を歩いていると、人々は皆、今を力強く生きているように感じました。心配事にとらわれている暇もなく、目の前の出来事に全力で向き合っている。そんなたくましさを感じました。
例えば、トイレ事情ひとつとってもそうです。日本の清潔さに慣れていると、最初は抵抗があるかもしれません。でも、よく考えてみてください。トイレが汚いことで、今この瞬間の楽しさが半減してしまうでしょうか? むしろ、「これも貴重な経験だ」と前向きに捉えれば、旅の思い出はより一層豊かなものになるはずです。
まさに「幸せかどうかは、あなたが決める」ことなのです。
この本とインドでの経験を通して、私は今までどれだけ小さなことにとらわれ、心を無駄に消耗させてきたのかを痛感しました。心配事の9割は起こらない。起こっても、その時に考えればいい。そう思えるようになった今、私の心は以前よりずっと軽やかです。
旅は、非日常的な体験を通して、自分自身を見つめ直す貴重な機会を与えてくれます。インドというカオスな国で、私は「今」を生きることの大切さ、そしてシンプルに生きることを学びました。
これからも禅の教えを心に留めながら、目の前のことに感謝し、一瞬一瞬を大切に生きていきたいと思います。