【失敗から逃げるな!】成長し続けるために必要な「失敗の科学」
最近は「失敗」について深く考えさせられています。
「失敗は成功のもと」なんて言葉はよく聞きますが、実際には失敗から目を背けたい気持ちの方が強いのではないでしょうか?
私自身も、仕事が上手くいかなかったり、嫌なことがあると落ち込んでしまうこともあります。
しかし、そんな時こそ必要となるのが 「失敗と向き合う」 という視点。
そこで今回は、マシュー・サイド氏の著書 『失敗の科学』 を題材に、失敗とどう向き合い、そこから何を学び、成長につなげていくのかを考えていきたいと思います。
なぜ私たちは失敗から学べないのか?
「失敗から学ぶ」ことが重要だとは分かっていても、なかなか実践できないのはなぜでしょうか?
本書では、人が失敗から目を背けてしまう原因として 「認知的不協和」 と 「非難への恐怖」 の2つを挙げています。
「認知的不協和」とは、自分の信念と現実が矛盾した時に生じる不快感のこと。 例えば、世界滅亡を予言した教祖を信じていた人々が、滅亡後も教祖への信仰をやめられなかったという話があります。 これは、自分の誤りを認めることによる不快感を避けるため、自己正当化という心理が働いた結果と言えるでしょう。
また、「非難への恐怖」は、失敗を報告することで非難や罰を受けることを恐れ、隠蔽してしまう心理が働きます。 誰だって、責められたり、罰を受けたりするのは嫌ですよね?
これらの心理が働くことで、私たちは失敗から目を背け、貴重な学びの機会を逃してしまうのです。
失敗を成長の糧に変える3つの方法
では、どうすれば失敗と向き合い、そこから成長できるのでしょうか?
本書では、以下の3つの方法が提唱されています。
「成長マインドセット」とは、失敗を成長の機会と捉える思考法のこと。
失敗から学び、改善を重ねることで、より高いレベルを目指せるという前向きな姿勢が重要です。
また、失敗を単なる失敗で終わらせず、「データ」として分析することも大切です。
なぜ失敗したのか、次はどうすれば良いのかを客観的に分析することで、具体的な改善策が見えてきます。
さらに、小さな改善を積み重ねる「マージナルゲイン」も有効な手段です。マージナル・ゲインは、1%の改善を積み重ねることで大きな成果を生むという考え方です。
私の場合、筋トレの記録が伸び悩み、体型も変わらず、挫折しかけていた時期がありました。しかし、トレーニングにおいても、重量を一気に上げようとせず、まずはフォームの改善や補助筋の強化など、小さな目標を一つずつクリアしていくことから始めました。その結果、一つの目標だったベンチプレス80kgを達成することができました。
Kindle Unlimitedで「失敗の科学」をもっと深く知ろう!
「失敗の科学」は、私たちが陥りがちな思考の罠を明らかにし、失敗を成長の糧に変えるための方法を教えてくれます。
今なら、Kindle Unlimitedに加入すると 30日間無料 で読むことができます!
「失敗の科学」 を読んで、失敗を恐れない強い心を手に入れましょう!