芯温調理器で簡単ローストビーフを作ってみた
先日、「テスコム 低温調理器 芯温スマートクッカー」を買いました。
実は、以前から低温調理器には興味があり、実際に購入したこともありました。でも、あの「水を鍋や容器に貯めて温度を上昇させる」という面倒くささに、どうしても抵抗を感じてしまい、結局は使わなくなってしまいました。
ところが、最近、新たな低温調理器に出会ったんです。それが、「芯温調理器」と呼ばれるもので、針を食材に刺して、芯温を一定に保つことで調理する、という画期的なアイテムになります。
芯温調理器の魅力
この芯温調理器の魅力は、何と言ってもその手軽さと安全性にあります。
従来の低温調理器のように、水を温める必要がないので、準備も片付けも本当に簡単。しかも、温度管理も自動で行ってくれるので、食材の芯まで完璧に火が通り、しかも、美味しく仕上がります。
例えば、従来の低温調理器だと、ジップロックのような袋に肉や魚を入れて調理しますが、上手く真空にできなかった場合、熱が十分に伝わらず、殺菌できていない状態のものを食べることになるリスクがありました。
しかし、芯温調理器を使えば、針を刺すだけで、設定した温度をキープしてくれるので、完璧な料理が簡単に作れます。しかも、中心温度で管理をしているため、食中毒になる心配もありません。
ローストビーフを作ってみた!
というわけで、さっそくローストビーフを作ってみました。
使う食材と調味料は、どこにでも売っているスーパーの牛ロースと塩のみです。
これの牛ロースをジップロックに入れ、芯温調理器の針を刺します。
次に調理温度と時間をセットします。今回は芯温59℃、調理時間1時間35分でセット(時間の都合でこの設定で調理しましたが、56℃で調理時間を伸ばして作ればミディアムレアくらいになり、もっと美味しくできるはず)。
調理が終われば、全体に塩をまぶし、一晩寝かせます。
その後、表面をフライパンで少し焼き、できたものがこちら。
外は軽く焼けた香ばしい風味があり、中はしっとりとしたジューシー。何よりも感動したのは、肉本来の旨味がしっかりと際立っていることです。低温調理によって、過度に火が入らないため、素材の味がそのまま楽しめます。
低音調理の温度設定
低温調理の温度設定はこちらのサイトを参考にさせていただいています。
難しい計算方法が書いてありますが、ざっくり言うと
「食品衛生法では、中心温度63℃30分かそれと同等で調理すれば問題なし。計算上は59℃だと1時間34分52秒加熱すればOK」
ということになります。
調理時間は長くなりますが、56℃くらいまで温度をさげて調理すれば、さらに柔らかく美味しくなると思うので、挑戦してみたいですね。