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自由と孤独の旅 10日目
こんにちは、或いはこんばんは。
この旅、最終日。
朝日が綺麗だよ、とuheさんから聞いていたのでいつもより早く起きる。
日の出前のアラームで目を覚まし、まだはっきりとしない意識のまま窓に向かう。
アプリで太陽が昇る方角を調べて眺めていたが、時間が来ても朝日は差さない。
低い空に雲がかかり、日の光を遮っているようだ。
残念に思いながら、部屋を出て階段にある喫煙所へ向かう。
誰もいない喫煙所にライターのキンという音が響き、煙がゆっくり上の階へのぼっていく。
朝早く起きたこと以外はいつもと同じ行動なのに、旅の終わりを強く感じた。
部屋に戻るとカーテンの隙間から光が漏れていることに気づく。
少し靄のかかった空に太陽が顔を出していた。
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しばらく朝日を眺めたあとは、いつも通り出発の準備。
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尾道を出て帰路につく。
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山の向こうに不格好な入道雲を見つめながら、田んぼ脇の道を僕は行く。
焼けた肌と疲れた身体が、この夢のような10日間を確かなものだったと感じさせてくれた。
ではまた、いつか、どこかで。