きりえやいろはがるた⑦「とんできにいるなつのむし」
「きりえやいろはがるた」(2007)より
と「飛んで気に入る夏の虫」
(とんで きにいる なつのむし)
〈解説〉
しだいに消えゆく朝靄の中、初めての地上を飛びながら羽化したての夏虫は思う。
「いいぞ。今度のこのからだ。さなぎの前とは全然ちがう」
ネタ・画・解説/高木亮(きりえや)
〈追記〉
この絵では颯爽と飛翔してるかのごとく描いたけど、実際はこの手の甲虫は飛ぶのが下手です。
お尻が重そうにひょろひょろ飛んで、そのまま壁にぶつかりそうだったので思わず手を貸そうとし