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きりえやいろはがるた【きりえと文】

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どこかがちがう、おかしなかるた。 パロディ系作品の原点です。 もじりすぎてる札もあるので、元ネタの説明を最後に加え(※引用元:集英社『会話で使えることわざ辞典』ほか)、うっかり…
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#きりえや

きりえやいろはがるた②「ロンよ」

「きりえやいろはがるた」(2007)より ロンよ(ろんよ) 〈解説〉
 部類の雀好きである鴨田ポン吉氏は、初めて入った雀荘でいきなり手痛い歓迎をうける。 
彼の人生最長の夜はまだ始まったばかりである。
 ネタ・画・解説/高木亮(きりえや) 〈追記〉 「犬も歩け」同様、既存のことわざを途中でぶった切ることで、全く異なる内容にしてしまうシリーズの一つ。 これが成立してしまうのは、ことわざというネタの持つ幹の太さがあればこそ。偽本シリーズだとなかなかそうはいきません。やりたい

きりえやいろはがるた①「いぬもあるけ」

「きりえやいろはがるた」(2007)より いぬもあるけ(犬も、歩け) 〈解説〉
  かわいいのは分かる。
  重荷があるほうが運動になることも、
冬には暖が取れるのも分かる。
  だから抱えるあなたには何も言うまい。
  しかし、抱かれるままにけだものの本分
を忘れた君たちにはあえていおう。
「犬も、歩け」
 (ネタ・画・解説/高木亮) 〈追記〉 「きりえやかるた」1枚目(制作順でも)。 井の頭公園で出店中よく目にした光景から生まれた札。
  立って売ってるはずなのに