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人と接するときの心得について
わたしは人にサービスをする仕事をおよそ10年している
この10年いろんなことをしたけれど、基本は人に何かしらのサービスをして、お金を頂くという仕事だ
それは、目に見えないホスピタリティだったり、安全だったり、温かい飲み物、食事を通して、人に提供してきた
いいこともあったり、悪いこと、自分の行ったことに申し訳無さを感じてずーっと引きずってしまったりしたこともある
いろんなことが、この10年のサービスに関する仕事の中であった
当たり前なことだけれど、
毎回会う人は、いつも同じお客様ではない
自分の体調や心模様も一定ではない
ある時は、あまりにも、お客様を想うばかり、良いことをしよう、記憶に残して頂けることをしよう、周りから怒られないようにしよう
そんなことを考えることが多くて、人と接することが嫌になり、サービスする仕事から遠ざかりたいと思ったこともあった
今も時々思う
気疲れが多く、一喜一憂が著しい性格のわたし、サービス業という職種に向いてないのではないか
こんな心が発達しきれていないわたしが思う、良いサービスとはなんだろうって考える
人間関係と同じで、目の前のお客様(人)に夢中になりすぎず、自分がやってあげたい、サービスをしようということ
その人(相手)にとっては、まだまだなサービスだと思われても、自分がやってあげて自分が満足したなら、振り返らないで吹っ切ること
...ではないか....
そのためには、いつも笑顔でいること
声色を高く、明るくいること、感謝すること
基本が大事だ
目の前のことに一生懸命になる
そうすることによって、1日1回、誰かにグッドなお言葉をいただけるなら、もう振り返らない
お褒めの言葉を頂けない日があっても良い
一緒に働く人に感謝を伝え、家路に無事につけたなら、最高だと思う
その時その一瞬を大事に生きる
精一杯接する
それがわたしには必要なこと
相手からどう思われてるかとか、いろいろ気になる
でも気にしない
そう念じる
その時のわたしが精一杯やってること
もうこれ以上のことはその場では出来なかった
それ以上はなかったんだと思うようにする
今は珈琲屋さんで働いている
最近やっと、1日1回有難いことに、お客様や同僚から、わたしのいれるコーヒーを美味しいという言葉を言って頂けている
それ以上に嬉しいことはないなと心の底から感じる
わたしの愛情や情熱を込めてその一杯のカップに、コーヒーをいれる
そこに相手が美味しさを、ポジティブな感情を持ってくれたら、わたしの今日一日は気持ち良く過ごすことができる
そう気づいた
1人でも良い、口に出してもらえなくても良い
わたしのコーヒーで、だれかが笑顔になってくれるだけで良い
わたしにとっての働く(人と接する)ときの心得とは、きっとこう
そんなことを思った、真冬の東京の片隅にて