二人展《空はシトリン》|DAY 4
本記事はオンライン展覧会《空はシトリン》DAY 4最終日の配信記録です。
Text|霧とリボン
私たちの「観て読む」夏フェス、影山多栄子&永井健一 二人展《空はシトリン〜宮沢賢治『春と修羅』に寄せて》は、本日をもって4日間の会期を無事終了致しました。
菫色のステージを鮮やかに過ったシトリン色の新しい風。お楽しみ頂けましたでしょうか。
フロントロウから、あるいは遠くからこっそりと、絵画と人形、エッセイが明滅する舞台をご高覧下さいました皆様に心より深く御礼申し上げます。皆様の静かな熱狂がここMAUVE CABINETにも届き、春と修羅の面々たちも歓喜の笑みを浮かべる日々でした。
皆様の存在あっての夏フェス。様々なかたちでお気に留めて下さいましたこと、本当にありがとうございました。
宮沢賢治の詩世界の真髄に触れ、次の曲がり角へと果敢に歩みを進める——創作にかかわる全ての人、書物やアートを愛する全ての人へのエールとなった森 大那さまの巻頭エッセイが夏フェスを牽引。困難な時世、俯くことがあった時、何度でも立ち返りたい場所となりました。
オンライン展覧会にかかせない、作品エッセイご担当の四名の執筆者——維月 楓さま、熊谷めぐみ様、嶋田青磁さま、ヨネヤマヤヤコさまは、夏フェスを盛り上げた立役者。ステージ袖から、常に出演者と観客の様子をチェック、作品と私たちの間に多彩な虹を架けて下さいました。
そして、夏フェスの主役たる人形作家・影山多栄子さまと画家・永井健一さま。人形と絵画による『春と修羅』の比類なきステージに、モッシュピットの中で何度歓声を上げたかわかりません。ヘッドライナーの風格堂々、長い時間をかけて紡いだシトリン色の詩世界は多くの観客を魅了したことでしょう。
『春と修羅』と新しく出会い、また、ふたたび出会い直すステージを作り上げて下さった関係者の皆様に心からの敬愛と感謝を申し上げます。
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最終日の今日、最初のステージでは、詩集『春と修羅』のはじまりとなる「序」から生まれた秘蔵っ子たちが、維月 楓さまのご案内で登場。「せはしくせはしく明滅」しながら、ステージを駆け抜けました。
次のステージでは、原体剣舞連の「Ho! Ho! Ho!」を合図に影山多栄子さまの人形たちが集結。熊谷めぐみ様の引率で、個性豊かな人形たちがステージにいちれつに並び、「dah-dah-sko-dah-dah」を高らかに朗唱しました。
最後のステージで振舞われたのは、シュワシュワと発泡する「架空のシトリン・ソーダ」。影山多栄子 & 永井健一 & Du Vert au Violetによるコラボレーション作品が、終幕のはなむけとして、夏フェスの夜空へシトリン色の泡を羽ばたかせて——
四日間に渡りお送りしてきた《空はシトリン》。終幕までお付き合い下さいまして、本当にありがとうございました!
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こっぱのこ連中の思い出——
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菫色の小部屋の思い出——
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それでは、本日DAY 4最終日の配信記録をお届け致します。影山多栄子さまの人形作品13点、永井健一さまの絵画作品1点、をご紹介しました。
毎日夜更新される一日のまとめ記事(本記事)をご覧になれば、見落としなく配信内容をチェックできますので、ぜひご活用下さい。
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夏フェスの記録はアーカイヴから辿ることができます。いつでも遊びにいらして下さい。
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★本展出品の全作品が並びました★
販売期間は【8月6日(土)23時〜8日(月)23時】の3日間。販売は下記バナーの霧とリボン オンラインショップにて。*先着順販売・通販限定
お気に入りをみつけて頂けましたら幸いです。
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