改・Adobe Audition
「Adobe Audition」を使いこなすために今まで学んだ技法を箇条書きで書きます。
これまで3つの記事を書いてきましたが…界隈でいろいろと情報交換や音のプロの方々の記事等を参照に、今現在キレイに魅せる工夫をメモとして残します。
<今までの記事>
★Adobe Audition関連
★マイク関連
<参考にさせていただいている記事>
<Youtube>
①ノイズ処理
●ノイズリダクション
コントロールカーブ(青い線)をいじっても特に音声に影響なし!
(影響ある場合→「ノイズのみを出力」にチェックすると音声が消える)
だいたい11.0dBまで上げるとノイズがクリアになる(気がする)
ノイズリダクション→100%。削りすぎている場合は98%前後にする
削減値→8~10dBくらいが丁度いい。100%でやると必要なノイズまで削られて音が不自然になる
●リップノイズ
自動修復ツールで一個一個消すのは時間がかかるため、全体的なノイズを処理してから細かいノイズを除去
1.DeEsser(歯擦音除去)
→サ行特有の癖を減らす。私の場合、他の音も歯擦音強めの傾向あり
2.パラメトリックイコライザー
→ハイパス処理によるノイズ除去。30dBと96dBの二種類
30dB:全体の音がはっきりする感じはあるが、音のザラつきが気になる
96dB:音が丸まってなめらかになる。力不足感が否めない
個人的には30dBがベスト。
ただし、使用マイクによっては96dBにする必要あり。
全体的な処理をしてから細かいノイズを除去する
細かく見ず、目立っている箇所のみスポット修復ブラシ等で修復
②声量の統一化
・マランツプロ888M(エレクトレットコンデンサーマイク)使用時、全体的な出力パワーが足りない
・抑揚、コンディションなどによって、声量が均等になっていないケースがある
(これによって一部聞きづらい箇所がある)
→ダイナミックス操作orダイナミックスで対応
(簡単なのはダイナミックスかも)
1.ダイナミックス操作
・コントロールカーブをいじることで収録音声のゲインを上げる
初期設定はこんな感じ。クリックするとポイントが増える。
そこからいろいろといじって最適なボリュームを見つける。
(モニタリングしながらやるとヨシ!)
一例だとこんな感じ。ちなみにこれは出力レベル大きすぎたパターン。
読み方や声色に合わせていじるとGood!
2.ダイナミックス
・コントロールカーブのいじり方が分からない人にオススメ
・いじるのは「コンプレッサ」の「補正」
(必ず「コンプレッサ」にチェックを入れること!)
これで声量全体が大きくなる。
※注意
・あまり大きくするとリミッター制限が点滅
(レベルメーターが赤になる状態)
・ダイナミックス操作で調節すると出力レベルが大きくなりすぎてしまう
・レベルメーターを気にしながらやるとすればダイナミックスの「補正」で調整したほうが無難
(大きめにしたければ黄色スレスレがいいとこ)
③MP3書き出し
VBR(可変ビットレート)方式で書き換えすると、本来の分数よりも長くなってしまうことが判明。
<考えられる原因>
・Auditionを使用した書き換え時、時間に関わるコードが書かれていない
・最低値32kbpsでビットレート計算してしまうため、確定値が狂う
Adobe Auditionでのmp3書き出しの場合、CBR方式(固定ビットレート)を選択すると安心。
その際、ビットレートを320kbpsにしてあげるとある程度の音質は保証される。
どうしてもVBR方式にしたい場合はfre:acを使って書き出しするとOK。
正しい分数で変換される。
VBR品質・品質は最高品質(一番右端)に設定。歯車マークを押すと設定画面が表示される。
VBRはダイナミックな音質に仕上がり、CBRはクリアに聞こえる印象。