【詩」ドンキの焼き芋

近所のドン・キホーテに行くと、入口近くに湯けむりを出しながらドンペンの紙袋に包まれた焼き芋がふかされている。
水分が奪われる食べ物があまり得意ではないので焼き芋もあまり得意ではないのだが、ふとした時買ってみようかな、なんて思ったりする。

でもいざ買おうと思うと大体売っていない。
いつもの湯けむりと香りはそのままに、肝心の芋がない。
元々、近所の店舗ではどっさりふかされている印象はないが、さっきご飯食べたばっかりだしなーとか思っている時は3個ぐらい売られているし、寒いから今日こそ買ってみようかな?と思うと大体売っていない。
みんな考えることは同じ。
クリスマスにケーキを買うように、寒い日には焼き芋を買う。

昨日は久しぶりに雨が降ってとても寒い日だった。
だから焼き芋が売っていないかドン・キホーテに見に行った。
売っていた。
売っていたのだが、一歩遅く外国の方が買おうとしていた。
Can I take this?
多分そう質問されたと思う。
だからイエス。と答えた。
ただ、なかなか慣れていない様子だったので取ってあげた。
外国の方は2個食べたかったようで、結局僕の分はなくなってしまった。
敵に塩を送る。いや、芋を送る。

イフ ユー スプレッド バター、イットゥ ビカムズ モア デリシャス。

悔しいのでよりハマりそうな食べ方を頑張って伝えた。文法があっていたのかは分からない。
でもちゃんとバター売り場を伝えて分かれた。と思う…。

せいぜい海外に帰った時に「また食べたい…」と苦しむといい。
僕は食べようと思えばいつでも食べられるんだ。えっへん。
とはいえ、いつでも食べられるはずなのに食べられたことがない人気メニュー、ドンキの焼き芋。
早く食べたい。

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