「幸せなのに、なぜかむなしい」心の枯渇に効く3つの処方箋
こんにちは。
「自分と仲よく」がモットーの臨床心理士 かちゆみこです。
5月も半ばを過ぎると、これまでの「がんばり」や新環境への「テンションの高さ」がちょっと落ち着いて、ふと我にかえる時期かもしれませんね。
幸せなはずなのに、順調にいってるはずなのに、
なんだかちょっとむなしいなぁ・・・。
新しい環境にも慣れてきたからこそ、そんな風に感じている人は、意外ととても多いように感じています。
今日は、心が少し枯渇しているあなたへ、うるおいを与える3つの処方箋をお届けしたいと思います。
そもそも、心がどうしてカサカサになるの?
心が枯渇して、砂漠のような状態になるとき、私たちには何が起こっているのでしょう?
それは、ずばり、生きるための根源・エネルギーを「抑圧」しているということなのです・・・。
エネルギーの源泉とは、なにかと言えば・・・・
「感情」です。
「感情」はよく水に例えられます。
大地が私たちの体だと想像してみて下さい。
うるおった大地は、水分をふくんだ土がやわらかく広がっています。
水分がなくなると、カラカラの乾いた土になります。
だけど、砂漠の大地にも、水がないわけではなく、大地の奥に眠っているのです。
どうして「抑圧」が起こるのかって言えば、これはとても無意識的な反応なのだけど・・・
「日常をつつがなく送ることがよし」とされる、これまでの社会的な価値観の中で、「感情を感じる」ことがあなたの身体にとって「危険だ」と学習してきているからです。
私たちは、悲しいかな、小さなころから「感情を抑圧する」ことを社会から教え込まれてきています。
悲しくて泣いていたら、「人前で泣くもんじゃありません!」
勝負に勝って嬉しくて喜んでも、「〇〇ちゃんが嫌な気持ちになるから、あなたが喜ぶのは恥ずかしい!!!」
などなど、思い返すと「感情を出すのは危険なんだ!」っていうトリガーになるような体験、たくさんありませんか?
私には、たっくさんあります(涙)
大人にそんな風に叱られてきたわたしたちは、無意識で「感情にフタをして生きる」ことを学んできているのです。
あなたも、日々、がんばって日常に追われるあまり、自分の気持ち(=自分にとってうるおいとなる大切なもの)を心の奥に置き去りにしてきてしまっているのかもしれません。
だけど、大丈夫。
水がこの地球からなくならないのと同じように、体がある限り「感情」もあなたの体からなくなることはありません。
今のあなたの状態に気づいたら、「感情」が奥底に眠っていることを知り、ちょっとだけそっと触れてみましょう。
【処方箋1】「よくがんばってるね」って自分をねぎらってみる
自分の身体にそっと触れて、「毎日、よくがんばってるね」とねぎらいの言葉をかけてみましょう。
その言葉を、ゆったりと身体で味わってみてください。
まるで、言葉のローションを身体にしみこませるようなイメージで♪
もし、言葉をかけるのに抵抗があったら、「ゆっくりお風呂に入る」「アロマキャンドルを灯してみる」「好きなものをじっくり味わってみる」などでもいいかもしれません。
もし、「あなたの大切な人」をねぎらうとしたら、あなたはその人に何をしてあげたいですか?
思い浮かんだものを、ぜひ、自分にもしてあげてみてくださいね。
【処方箋2】自分が安心できる『ひみつ基地』をつくってみる
まず、「ありのままの感情を感じていいよ」と自分にOKを出すには、自分の身体の中に「安全なスペース」がないとできません。
今、ここで、ゆっくりと目を閉じて、自分の中に安心してくつろげる場所をイメージしてみましょう。
どんな場所が思い浮かびますか?
そこは、誰にも邪魔されない、あなただけの安心・安全なスペースです。
あなただけの「ひみつ基地」を、ぜひ、あなたの心の中に用意しておいてあげてください。
危険を感じたときは、いつでもそこに帰ることができる内なる「ひみつ基地」です。
【処方箋3】1日のうち、5分だけでも、自分の内側を感じてみる
1日のうちに、ほんの5分でも、普段、置き去りにしてきた「本音」を感じる時間を意識してとってみましょう。
そのときに、「ジャッジメント」や「比較」などは一旦、わきに置いてみること。
また、いきなり「本音」って言ってもなかなか感じにくいので、「からだの感覚」を意識してみるといいかもしれません。
ジャッジメントしたくなったら、内なる「ひみつ基地」をイメージして、「何があっても大丈夫」「何を感じても大丈夫」ということを思い出してみましょう。
自分の感情にタッチできたときは、内側からじわじわ~~~~っと染み渡るような広がりや、ほっと体がゆるむ感覚を感じます。
どんな感情を感じていても、からだが楽になってるなぁ・・・って感じたら、うまくいっているサインです。
これは、実はなかなかコツがいって、難しく感じるかもしれません。
だけど、コツをつかんで、日々の生活に「感じる」時間を取り入れていくことで、少しずつ、あなたの人生にも『うるおい』が戻ってくるでしょう!
だって、何より、私がそれを実感していますもの♪
センス・オブ・ワンダー 「感じる」全開だった頃があなたにもあったことを思い出して♡
上の写真は、うちの4番目、小1の末っ子ちゃん。
最近、足を骨折してしまいましたが、何のその・・・。
「公園に行きたい!!!!」ということで、遊びに行ってきました。
「やりたい!」「これ、やだ!!!!」
本能全開の末っ子をみてると、本当に無邪気でかわいいなぁって思うのです。
あなたにも、末っ子と同じように「感じる」全開!だった時代があるはず。
心のうるおいがほしいときは、こどもの頃、好きだったものを無心でしてみるのもいいかもしれませんね♪
無料のお試しセッションでコツをつかむのもおすすめ
心にうるおいがほしい方は、今日、ご紹介した【3つの処方箋】をよかったら、試してみてくださいね♡
もし、一人でするのが難しかったら、無料のお試しセッションで、コツをつかむのもおすすめです。