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シャバーサナとは?
シャバーサナは、サンスクリット語で「屍(しかばね)」を意味する「シャバ」と、ポーズを意味する「アーサナ」を組み合わせた言葉です。
B・K・Sアイアンガー著の「ハタヨガの真髄」によると
”このポーズの目的は死体を真似ることである。生命が尽きると、身体は止まったままになり、わずかな動きもなくなる。意識をはっきりさせたまま、しばらくの間、動かずに心を静かにしていれば、くつろぐこと、リラックスすることを学べるだろう。この意識的なリラックスにより、身体と心の両方が元気になり、リフレッシュする。
心を平穏にしておくのは、肉体を平静にしておくことよりずっと難しい。
よって一見優しそうなこのポーズは、修得の最も難しいものである。”
とのこと。
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さて、実際にヨガの最後のポーズとして、シャバーサナに入った時どうなっているでしょう?
頭の中、肉体、常に忙しなくないでしょうか?
「終わったら何食べよう?」「夜ご飯どうしよう」「この後お迎え行かなきゃ」etc…
かつて私もそうでした。そして今でもそうなることもあります。
目まぐるしく頭の中は思考でいっぱいで、早くこの時間が終わらないかなぁと思っていたのです(^^;)(悪いことではないのですけどね♪)
この忙しなさが抜けた時、シャバーサナ前にとっていた全てのヨガのポーズの効果がもっともっと深まっていくと思っています。
この深め方として肉体的・精神的に意識していたことをいくつかあげたいと思います。
【肉体編】
◆ボディスキャンニング法(名前は勝手につけてます!)
1.足の先から頭までボディスキャンニング。(私はコピー機の中に挟まっているイメージをしていました)力が入っているところがないかを見ていく。
2.息を吐いた時にその力が抜けていくように意識(イメージでもOK)
◆自律神経訓練法
1.安静練習「両手両足が重たい」
①利き手から重たさを感じていく。(利き手から始めるのは、神経が発達していて、緊張した感覚もリラックスした感覚も感じやすいからです。)
②「右手が重たい→ 左手も重たい→ 両足も重たい」 という順序で進める。※「右手が重たい」と心の中で繰り返しながら右手の重たさを感じとります。右手の重たさを感じとれたら、「左手も重たい」と心の中で繰り返していき、両足でも同様にします。
2.温感練習「両手足が温かい」
上記ができた後、両手両足が温かいことを感じとっていきます。
頭の中でゆっくり「右手が温かいなぁ」と部位別に繰り返しましょう。
※1つ前のステップと同じように、利き手→ 利き手と逆の手→ 両足 の順で温かさを感じていきます。
3.呼吸練習「ゆっくり呼吸をしている」
お腹に意識を向けて、自然に入る呼吸を観察。
「ゆっくり呼吸をしているなぁ」と心の中で唱えます。
これら1.2.3を終え、思考がまた出てきたらそこに気づき1.2.3と繰り返していく。
【精神的】
◆エネルギーラインのイメージ
・頭からかかとへ流れていく
・お腹から末端にかけて広がっていく
・体の中をぐるぐると循環していく
とイメージする。
◆目を閉じた時に瞼の裏に見える色を感じる
◆意識が明確になってしまったら「もう少し休んで良いんだよ」と自分に言い聞かせてみる。
実際に私は肉体からシャバーサナの訓練をし、そこから精神的な方に意識が向いた順番でしたが、人それぞれだと思います。
そして「この時間くらい休んで良いんだよ」とこの時間を受け入れられた時、すごく心が救われました♪
色々なポーズの深め方。
100人いたら100通り。
皆様はどんな方法でシャバーサナを深めていますか?