初詣のはしごって・・・
お正月の初詣ですが、1か所だけのほうがよいのでしょうか、それとも複数を“はしご”してもよいのでしょうか?
初詣でいろいろな神社やお寺に行くと、神様や仏様がやきもちを焼いて、ご利益がなくなると心配する人もいます
日本では神様は「八百万(やおよろずの)の神」というぐらいたくさんいて、神様たちが協力して人間を守ってくれるという考え方もあります。
初詣をはしごする慣習は江戸時代からあったようで、たとえば、「七福神めぐり」は7ヵ所の神社やお寺をめぐります。「三社参」は自分が住む地域の3ヵ所の神社をめぐるという習慣です。
なので、神社好きの夫のいる我が家では、今年は初詣のはしごをしました。
毎年必ず行くのが王子神社と王子稲荷神社です
今年は空いていました
王子神社は御祭神は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、速玉之男命(はやたまのおのみこと)、事解之男命(ことさかのおのみこと)の五柱で、「王子大神」とされております。 領主豊島氏が紀州熊野三社より王子大神をお迎えして 、改めて「若一王子宮」としてお札参りをした後、熊野にならって景観を整えたといわれています。 その時からこの地は王子という地名となり ました。徳川時代に入ると家康公は王子稲荷神社とともに 朱印地二百石を寄進し、将軍家祈願所と定めました 。二百石というのは当時としては広大な社領だったとのことで、その後も代々将軍の崇敬篤く「王子権現」の名称で江戸名所の1つとなります。戦前は多くの巨木がありましたが、戦災でほとんどを焼失。樹齢600年とも伝えられる大イチョウ1本だけが今も生き残り、 東京都の天然記念物にも指定 されています。開運除災、子育大願の神社としても有名な神社で七五三などに参拝する方をよくお見かけします。他にも、家内安全や身体健全、交通安全にもご利益があるとされています。初詣もたくさんの人出で賑わいます。また、明治元年11月8日に定められた 准勅祭社として東京十社にも選ばれ 、以来、東京の北方守護として鎮座しておられます。現在、王子神社を含めた都内の元准勅祭社を巡る、「東京十社めぐり」という企画も催されています。専用の絵馬なども用意され楽しく回れるようです。
関東稲荷総社の格式を持ち、江戸時代より庶民に親しまれていたのが王子稲荷です。平安時代に源頼義が奥州平定に赴いた際に信仰したそうで、この頃から東国の稲荷社を束ねる神社であったと伝えられています。
本殿外拝殿・内拝殿は、幣殿とともに江戸時代後期の築で、 11代将軍徳川家斉が寄進したもの なのだとか。様々な装飾に現在も徳川将軍家の威光が伝わり、じっくりと眺めたいところです。また、境内には石灯籠・常夜灯も数多くあり 御石様や御穴様など見どころも満載 です。
王子には古くから大晦日に各地から集まった狐が大きな木の下で装束を整えて王子稲荷神社に詣でたという伝承があります。
また、落語の「王子の狐」 。このお稲荷様はその噺の舞台にもなったところ。狐に化かされる人間という話はよくありますが、ここでは人間が狐をだますというのですからさすがは落語。噺の中に登場する 料理茶屋「扇屋」は今でも存在するお店 で、厚焼き玉子が美味しいと有名。本日はおやすみでした。
北区の白山神社
一時行方不明になりながら氏子らの尽力で戻ってきた室町時代作の刀が2025年、4年ぶりに神社の社殿で公開される。紛失の危機を免れた社宝を見学できる貴重な機会ということでしたが今回は時間的に合わないため断念_| ̄|○
その白山神社の近くにあるのが、弘法大師のお伝えになった真言宗の寺 真言宗豊山派 白王山中台院 福性寺
さらにお富士山こと十条冨士神社
十条八雲神社
2025年のはじまりはこんなふうに散策しながら始まりました
皆様今年もどうぞよろしくお付き合いくださいませ
みなさまにとって善き年でありますように♡