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最近読んだ本


ショコラ・アソート あの子からの贈りもの 村上雅郁
すきってどんな形、どんな色、どんな気持ち?
村上雅郁のデビュー作『あの子の秘密』から『かなたのif』まで。瑠璃(『キャンドル』より)、佑実(『かなたのif』より)、沙希(『りぼんちゃん』より)、美咲(『あの子の秘密』より)、そして……。主人公のそばでかがやいていた、あの子と「すき」の5つの物語。

***作者からのメッセージ***今までの5作品に登場するサブキャラクターたち、それぞれのスピンオフをまとめた短編集です。テーマは「バレンタインデー」……ということで、あの子たちひとりひとりの「すき」という気持ちに真っ正面から向き合い、執筆しました。いつも応援して下さっているみなさまへのプレゼント。楽しんでいただけると幸いです。

篠笛五人娘十手笛おみく捕物帳 三 田中啓文
異国の笛の音とともに、へのへのもへじの妖怪現る!?
目明し修業中の飴売り少女&十手笛に宿る精霊が、大坂の町で起こる怪異に立ち向かう!
元気いっぱいの飴売り少女・みくは、先祖代々続く目明し。
近頃、大坂の町には二十尺もの巨大ウナギや、土手を這う化けものが出没するとの噂。
大酒飲みの精霊が宿る不思議な十手笛を携え、半信半疑で化けもの退治へ向かったみくを、
不気味な異国の笛の音と「へのへのもへじの怪」が襲う!
他、相次ぐ剣豪たちの不審死の謎に挑む一篇を収録。
藩を越え、海を越え、みくとその仲間が大活躍する第3弾!

海の十字架 安部龍太郎
「銀」と「鉄砲」と「キリスト教」が、戦国武将たちの運命を変えた。
大航海時代とリンクしたまったく新しい戦国史観で綴る短編集。表題作「海の十字架」など、六篇を収録。
1 海の十字架・大村純忠
日本初のキリシタン大名となった大村純忠は、なぜ改宗に踏み切ったのか? ポルトガルの大型帆船「ナウ」を見た純忠の決断とは。イエズス会と大村家の関わりと、貿易港「長崎」誕生秘話。
2 乱世の海峡・宗像氏貞
総勢八万の大軍を擁する大友家、覇権拡大を目指す毛利家。大国に挟まれた十四歳の宗像氏貞が選んだのは「海の民」の本道を貫く生き方だった。
3 海の桶狭間・服部友貞
その実力を認められ、織田水軍として兵を率いてくれと打診された服部友貞は、それを拒絶。「桶狭間の戦い」を経て、信長という男の神髄を知ることになる。
4 蛍と水草・三好四兄弟
瀬戸内の海運を支配して莫大な関銭や津料を得ていた三好家は八ヵ国にも及ぶ版図を誇っていたが、その栄華はある男によって崩れさる。
5 津軽の信長・ 津軽為信
室町幕府の将軍の首をすげかえた信長の行動力を知った為信は、我こそが「津軽の信長」になると決意。南部家を倒すため、為信が練り上げた「策略」とは。
6 景虎、佐渡へ・長尾景虎
家督争いの渦中にいた長尾景虎は、劣勢に立ち、佐渡へ渡り、「ある行動」を起こす。「越後の虎」になった男の出発点を描く。

敗者烈伝 伊東潤
朝敵、奸賊、謀反人……
歴史の闇に葬られた男たちの棺を、今こじ開ける!!
織田信長、平清盛、西郷隆盛……
英雄たちの“敗因"をいま最も勢いのある歴史作家が徹底分析。
産経新聞連載時より話題沸騰!
現代を生き抜くヒントが見えてくる、熱き歴史エッセイ!
「敗者から学べることは、勝者から学べることよりも、はるかに多い。
本書を一読すれば、歴史の狭間に落ちてしまった者たちの怨嗟の声が聞こえてくるはずだ。その時、あなたは一つ学んだことになる。」(本文より)
特別コラム「勝者烈伝」も収録。

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