10月28日は、おだしの日&速記記念日&日本のABCの日&群馬県民の日
【おだしの日】
お出汁の代表格であるかつお節の燻乾(くんかん)製法を考案した、
漁民・角屋甚太郎(かどやじんたろう)氏の命日を偲んで、
出汁にこだわった飲食店を全国展開している株式会社太鼓亭が制定しました。
命日:1707(宝永4年)10月28日。
カビ付け製法とも言われる燻製の仕方で、
鰹を燻いぶして水分を取り除き、
良質なかつお節カビ(=菌)を付着させることで悪カビの発生を防ぐ手法。
保存方法に乏しかった江戸時代において燻乾製法は大変重宝され、
日本独自の出汁文化を生みだす原点となったと見る向きもあります。
《余談》
燻乾製法以外にも日本では古くから、
冷燻:主に東北地方やアイヌ文化:冷凍サーモン、魚のソルベなど、
温燻≒蒸し料理:ソーセージ、ハムなど、
液体燻製 ≒下味付け、乾燥燻製:干し柿、干瓢など、
これらの食品加工技術が盛んで、四季のある日本にあって、
その土地や地域ならではの自然を活かした、
独自加工技術が培われてきた歴史があります。
【速記記念日】
1882(明治15)年10月28日に田鎖綱紀(たくさりこうき)氏が、
東京・日本橋で初の速記講習会を開催したことにちなんで、
日本速記協会が制定しました。
同年9月に『時事新報』紙上で自ら考案した速記法を披露し、
そのあまりの速さから同氏は電筆将軍と呼ばれていました。
今日では、国会での議事録、裁判記録、(一部の)報道業界、
(一部の)医療関係などにも使われている速記術を、
より多くの方に関心を持ってもらおうと、
10月28日を起点とした前後の週末などには、
速記に関するイベント等が行われています。
【日本のABCの日】
1952(昭和27)年10月28日、
日本に通称ABCと言われている、
新聞雑誌部数監査機構が誕生したことにちなんで、
同機構が制定しました。
Audit Bureau of Circulations
英語表記の頭文字をとって「(新聞)ABC」と呼ばれています。
日本ABC協会は、新聞、雑誌、専門紙、フリーペーパーなど、
出版物の発行部数調査を行っていて、
その調査結果の発表は、
広告取引などで使用される標準的基準となっていることから、
業界によっては大変注目されています。
【群馬県民の日】
明治4年10月28日に行われた廃藩置県により、
群馬県という名称が初めて使われたことにちなんで、
群馬県が制定しました。
新暦1871年12月10日。
県が定める記念日で、群馬県民の休日となっている他、
県や市が運営・管理している各施設などが、
無料開放 or 割引待遇にて利用可能となっています。
(以上、ネット検索より)