6月4日は、ムシの日&虫の日&土地改良制度記念日&侵略による罪のない幼児犠牲者の国際デー&ローメンの日&記録上、史上最古の日食が観測される&ショートショートフィルムフェスティバルが開催
【ムシの日】
む(6)し(4)の語呂合わせにちなんで、漫画家の手塚治虫氏らが、虫の住める街づくりを目指し、6月4日に記念日として提唱していたものを、後日、「カブトムシ自然王国」を宣言している福島県田村市常葉町が主体となって、正式に記念日として制定しています。
福島県田村市常葉町は全国有数の葉タバコの産地で、葉タバコの肥料となる腐葉土の中で、カブトムシの幼虫が成育することに着目し、カブトムシの養殖を通して町おこし事業を展開しています。
【虫の日】
解剖学者や医学者、作家の分野で活躍する養老孟司氏が、幼少期より趣味としてきた昆虫採集から、む(6)し(4)の語呂合わせにちなんで、6月4日に記念日を制定しています。
長年にわたり自然や命についての考察を行っている同氏は、虫にも供養が大切との思いから、神奈川県鎌倉市の建長寺に虫塚を寄贈・建立しており、同日には、例年多くの昆虫採集家やファンたちが集まって、供養や法要などが執り行われています。
虫塚=設計:隈研吾(くまけんご)氏。
【土地改良制度記念日】
1949(昭和24)年6月4日に、「土地改良法 」が制定されたことにちなんで、記念日が設けられています。
土地改良は、主に、農地の生産力向上、客土、性質の違う土を使い運用すること、区画整理、施設整備を行うことが目的とされています。
昨今、都市部では土地の希少化と高騰化が進む一方、農村部では過疎化や工業用地への転用で、食料供給、自然保護、地域格差の影響も懸念されていることから、土地改良への注目は、近年特に集まりつつあります。
【侵略による罪のない幼児犠牲者の国際デー】
度々繰り返されるイスラエルの侵略行為によって、パレスチナやレバノンの諸国では罪のない多くの幼児が巻き込まれ、犠牲者となってきました。
この事実を受け、追悼の意を込めて、国連が国際デーとして、6月4日に記念日を制定しています。
国際表記:International Day of Innocent Children Victims of Aggression
例年6月4日には、肉体的、精神的、感情的な虐待の犠牲者となった子どもたちの苦痛を鑑み、子どもの権利を守るための様々な呼びかけが行われています。
【ローメンの日】
ローメンは、主に、羊の肉と固めの中華麺を独特のスープで煮込んだもので、長野県伊那市の名物郷土料理のひとつです。
ローメンで使われる固めの麺を調理する際に、蒸した麺を使用することから、む(6)し(4)た麺の語呂合わせにちなんで、同市の伊那商工会議所が、6月4日に記念日を制定しています。
当初は、炒肉麺(チャーローメン)と呼ばれていたものが、いつしかローメンと簡略化した呼称になったそうですが、スープ有りと無しバージョンがあり、店によって名称も具材も若干異なるとのことです。
【記録上、史上最古の日食が観測される】
日食は、太陽が月によって覆われ、太陽が欠けて見える、太陽が全く見えなくなる現象で、紀元前781年6月4日に、中国で記録史上世界最古の日食が観測されています。
日食は、江戸時代中期頃まで蝕(しょく)の字が充てられ、人知を越えた事象として崇める慣習があり、災いや天変地異など何か不吉なことが起こる前兆と考えられていました。
そのため、日食があった日は門戸を締め切って、一切の仕事も中断し、休みにしていたほどの懸案事項とされていました。
【ショートショートフィルムフェスティバルが開催】
1999(平成11)年6月4日、ショートフィルムムービーに関する短編映画祭「アメリカン・ショートショートフィルムフェスティバル」が日本で初めて開催されました。
基本的に、本編約25分以内の映画、またはエンドロール含めて30分以内の作品を指しています。
日本で初めて行われたショートショートでは、ジョージ・ルーカス監督の学生時代のショートフィルムを含む全6作品が上映されています。
以後、毎年6月のいづれかの日に開催されていて、現在では、アカデミー賞正式公認の映画祭として、100カ国以上の国や地域から、約6,000本以上もの上映応募が集まる規模になっています。
また、以前は、ディズニー映画の多くがショートショートで製作されていたことをはじめ、世界的にもショートショートの人気度や注目度は非常に高く、ひとつの映画ジャンルとして確立されていて、年々映画祭も大規模なものになっています。
そして、この日は、ショートフィルムの日として記念日のひとつに制定しています。
(以上、ネット検索より)