1月3日の誕生花💐
クロッカス
=青春の喜び、切望、信頼
梅(ウメ)
=高潔、忠実、忍耐、不屈の精神
松(マツ)
=不老長寿、哀れみ、同情
【クロッカス】
アヤメ科の球根植物です。
早春に花を咲かせて春の訪れを報せ、紫色や黄色の色鮮やかな花で目を楽しませてくれます。
細長く縦に伸びた葉には白い溝があり、葉の間から蕾が出ます。
球根は小振りですが、花は6枚の花弁の大振りな花を咲かせます。
花は、晴れて暖かい日には綺麗に咲きますが、曇天や気温の低下で花は閉じてしまいます。
一見、茎が無いように見えますが、球茎という茎が球根の部分にあります。
中には、秋咲きのものもありますので、春に楽しめる品種と、秋に楽しむ品種が存在しています。
《ギリシャ神話》
「クロッカス」という名の美しい青年が、羊飼いの娘・スミラックスと恋をします。
2人は、結婚の約束をしたのですが、神々は、決して2人の結婚を承諾しなかったのです。
絶望したクロッカスは自害し、スミラックスはひとり残されて、悲しみの中に突き落とされてしまいます。
そんな2人を可哀そうに思った花の女神・フローラが、青年をクロッカスの花に、羊飼いの娘をスミラックス(サルトリイバラ)の花に変えたということです。
《花言葉の由来》
春の訪れを知らせる花の一つであることから、「青春の喜び」という花言葉が付けられたと言われています。
また、「切望」は、クロッカスが春の訪れを報せることを待ち望んでいることを意味しているとされています。
【梅(ウメ)】
梅と言えば可愛らしい花と香り、そして梅の実と、楽しみ方もいろいろです。
梅の実は、梅干しや梅酒、梅酢などに用いられていて、日本人には大変馴染みのある食べ物です。
ただし、「花も実も楽しみたい!」ということは難しく、どちらかに重点を置いて育てなければいけません。
花の観賞用に育てるのか、実を採取するために育てるのか、どちらかに特化させる必要があります。
梅の花は、どんな花よりも早く春の訪れを報せる花ですが、実(じつ)は、それには梅の特徴が関係しています。
梅の花は、一時的に気温が上昇すると花を咲かせる性質があり、そのため、1日でも暖かい日があると花が咲いてしまうのです。
ほとんどの植物は、1日、2日、暖かい日があっても、花を咲かせることなく、開花の時期を待つのですが、梅は暖かくなると、騙されたように花を咲かせてしまいす。
梅の花の可愛らしさは、そんなところにも表れているのかもしれません。
《花言葉の由来》
「忠実」という花言葉は、菅原道真が大宰府に流されるときに詠んだ歌「東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」に由来しています。
また、奥ゆかしい香りが清楚な印象を与え、「気品」「優雅」という花言葉が付けられたと言われています。
梅の花姿の美しさや、可憐な雰囲気などから、「高貴」「高潔」という花言葉が付けられ、寒さの中で、可愛らしい花を咲かせることから、「忍耐」という花言葉が付けられたとされています。
【松(マツ)】
日本で、スギやヒノキと同じように、古くから親しまれてきた樹木。
松という名のつく地名や名前もたくさんあります。
防風林や防砂林として用いられるほか、公園などの公共の場や、庭木、門松、盆栽などにも取り入れられています。
5月頃に花が咲き、花後に、松ぼっくりができます。
日本には、クロマツ(黒松)、アカマツ(赤松)、リュウキュウマツ(琉球松)、ゴヨウマツ(五葉松)、ハイマツ(這松)、チョウセンゴヨウ(朝鮮五葉)、ヤクタネゴヨウ(屋久種五葉)などが見られます。
松茸は、主にアカマツ(赤松)林などに生育すると言われています。
松の幹に傷をつけると、マツヤニ(松脂)が出ます。
マツヤニを固形化したロジンは、紙を作る時のにじみ止めとして使われたり、塗料、合成ゴムなど、様々な用途で利用されています。
松の葉や、マツヤニ、香り成分などは、お茶やアロマオイルなどの健康維持製品に加工されます。
《花言葉の由来》
丈夫で長命なため、「不老長寿」や「永遠の若さ」という花言葉が付けられました。
松(マツ)という名の由来は、「一年中常緑で緑のまま霜や雪を待つ」「神の下りてくる樹や不老不死の象徴とされたことから、神を待つ」「股(松)のように枝分かれしている」など諸説あり、「待つ」や「股」が転じて松(マツ)になったのではないかと言われています。
(以上、ネット検索より)